名古屋大学、「不老・弐」の運用開始 AI理論性能1.05エクサフロップス、11月から民間利用へ

名古屋大学、「不老・弐」の運用開始 AI理論性能1.05エクサフロップス、11月から民間利用へ

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名古屋大学情報基盤センターは2026年10月1日午前9時、新スーパーコンピューター「不老・弐」の利用を開始した。大学が東海地区最大規模と説明するシステムで、AI向けの総理論演算性能は1.05エクサフロップス。有償利用と民間利用は、11月2日午後1時のメンテナンス終了後に始める予定だ。

AI計算向けの構成と性能の条件

「不老・弐」は、CPU中心のType IとAI・GPU計算向けのType IIを備える。Type IはAMD EPYC 9965を搭載し、通常ノードのメモリは768GiB。Type IIは54ノードで構成され、各ノードにNVIDIA Grace CPUを2基、Blackwell B200 GPUを4基搭載する。

Type IIの1.05エクサフロップスは、毎秒105京回の演算に相当する理論値だ。FP16精度でTensor Coresを使用し、構造的疎性を考慮した条件に基づく。FP64精度での総理論演算性能は9.03ペタフロップスで、両者は計算精度と条件が異なる。個別アプリケーションの実測ベンチマークは公表されていない。

旧「不老」のType IIと比較すると、1ノード当たりのAI演算性能は約39倍、GPUメモリ量は約5倍となる。Open OnDemandによりブラウザーから計算ジョブを投入でき、Nextcloudでは研究データを外部と共有できる。

10月7日には新システムが報道陣に公開された。一方、大学は10月1日付で、Type IIの一部MIG利用キューでジョブを実行できない不具合を告知し、別のキューの利用を求めている。

企業利用は成果の扱いで区分

民間利用には成果公開型と成果非公開型があり、負担金は一口当たりそれぞれ20万円、40万円。どちらも審査と利用終了後の報告書提出が必要で、公開型では報告書の公開を最大2年間延期できる。

企業所属者でも、大学との学術共同研究や公的研究費による研究は一般利用に該当する場合がある。民間利用は担当者への相談と書類提出が必要で、審査に約2週間、承認後のアカウント発行に約10日かかる。

11月2日午前8時までは、計算ノード利用とストレージ超過利用に伴うポイント消費が免除される。ただし、研究課題へのポイント付与は必要だ。民間利用の申込受付は10月中を予定し、サービスは11月2日午後1時から開始する計画となっている。

参考・出典

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