ドイツ連立政権、年金法案を辛くも下院通過 多数派崩壊の危機を回避
ドイツの連立与党が、激しい議論を呼んだ年金法案について下院での承認を確保した。政権発足からわずか7カ月で迎えた大一番で、薄氷の多数派崩壊という最悪の事態はひとまず避けられたかたちだ。だが、造反をちらつかせた若手議員たちの背後には、将来世代の負担への不安と連立運営の綻びがくっきりと映っている。
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ドイツの連立与党が、激しい議論を呼んだ年金法案について下院での承認を確保した。政権発足からわずか7カ月で迎えた大一番で、薄氷の多数派崩壊という最悪の事態はひとまず避けられたかたちだ。だが、造反をちらつかせた若手議員たちの背後には、将来世代の負担への不安と連立運営の綻びがくっきりと映っている。
机の上に積まれた資料をめくる音が、静かな会議室に続いた。高額療養費制度の在り方を話し合う厚生労働省の専門委員会が21日に開かれ、70歳以上の外来診療費を抑えてきた「外来特例」をどうするかが最大の論点となった。月ごとの上限額に達すれば自己負担がほとんど増えない仕組みは「通院し放題」だとの批判も受ける一方、多くの高齢者を支えてきた安全網でもある。政府は、世代間の負担の公平さと暮らしの安心のはざまで、新…