言論NPOが中国・北京会合延期 高市首相答弁を中国側が問題視
言論NPOの工藤泰志代表が2025年11月17日、都内で記者会見し、今月下旬に北京で予定していた「東京―北京フォーラム」を延期すると明らかにした。中国側が高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を問題視し、開催見合わせを通告したためだ。2005年の創設以来、途切れなく続いてきた民間対話が足踏みする。
本ページでは「言論NPO」をテーマとした記事を一覧で掲載しています。
言論NPOの工藤泰志代表が2025年11月17日、都内で記者会見し、今月下旬に北京で予定していた「東京―北京フォーラム」を延期すると明らかにした。中国側が高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を問題視し、開催見合わせを通告したためだ。2005年の創設以来、途切れなく続いてきた民間対話が足踏みする。
16日夜、言論NPOの担当者に中国側から会見延期の連絡が入った。翌17日に予定していた日中共同世論調査の公表は、再び止まった。背景には、高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言に対する中国の反発があるとみられる。相互理解の温度計が、政治の風に巻き込まれた。
北京で2025年11月4日に予定されていた日中共同世論調査の結果公表が、中国側の事情で延期となった。運営する言論NPOは、11月1日夜に中国国際伝播集団から突然の申し入れを受けたと明らかにしている。理由は「公務の都合で担当者が不在」と説明されたという。17日に公表する方向で再調整が進むが、両国の対話を支える民間の枠組みが小さく揺れた瞬間でもあると映る。