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中国のAI企業DeepSeekが約1000億元の資金調達を完了したと、証券時報が10月23日に報じた。複数の投資家への取材に基づく情報で、CATLやテンセントなどが主要出資者に含まれるという。投資家の選定では、資金だけでなくデータ支援や事業連携の可能性も重視されたとされる。DeepSeekによる公式な調達完了発表は確認されていない。
調達目標は500億元から約1000億元に拡大
今回の資金調達は、当初の目標から約2倍に拡大した。10月22日付のロイター報道によると、当初目標は500億元だった。その後800億元まで引き上げられ、最終的に約1000億元に達したと複数の媒体が伝えている。
ロイターは取材時点で、資金調達が数日以内に完了する見通しとする一方、最終的な条件や投資家構成には変更の余地があると報じた。証券時報は翌23日、複数の投資関係者の話として調達が完了したと伝えた。いずれも取材情報に基づく報道であり、正式な契約条件や最終調達額が企業から公表されたものではない。
研究開発資金に加え、データや事業面の協力を重視
調達規模の拡大について、36Kr Japanは科創板日報による投資銀行関係者の分析を紹介し、モデル研究開発や計算資源への投資に必要な資金の確保が背景にあると伝えた。これは関係者による分析であり、DeepSeekが公式に説明した資金使途ではない。
証券時報によると、DeepSeekは出資希望者に対し、提供可能なデータ支援や事業面の協力について説明を求めたという。資金調達とともに、投資家が持つ産業資源を活用することも重視されたとされる。
CATLとテンセントは主要出資者として報じられた。ロイターはほかに兆易創新、美団、吉利、美的集団、網易、複数の投資会社の参加を伝えている。一方、証券時報は兆易創新系の石溪資本や吉利自動車関連の投資ファンドなどを挙げており、一部の出資主体の記述には違いがある。
初回外部調達に続きIPO準備も進行
DeepSeekは2026年6月にも初回の外部資金調達を実施し、約74億ドルを調達したとロイターが報じている。今回の大型調達はそれに続く動きとなる。
同社は上海証券取引所の科創板での新規株式公開(IPO)に向けた準備も進めているとされる。ロイターによると、DeepSeekは中信証券を起用し、2026年内のIPO手続き開始を目指しているという。ただし、上場申請や承認、実際の上場が完了したことを意味するものではない。
参考・出典
- DeepSeek完成约1000亿元新融资 产业资本携资源密集入局
- DeepSeek wrapping up $15 billion fundraising to fuel AI race, sources say
- DeepSeekに中国産業界の巨額マネー 調達額2.4兆円規模、CATLが追加出資
- DeepSeek slated to raise $7 billion in maiden funding round, sources say
- 消息称DeepSeek拟在最新一轮融资中筹得约1000亿元
- DeepSeek moves nearer to landmark Chinese IPO
- DeepSeek公式サイト
