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欧州の半導体大手インフィニオン、NXPセミコンダクターズ、STマイクロエレクトロニクスは、米西部時間3月16日(日本時間17日)に始まった米NVIDIAの開発者会議に合わせ、人型ロボット向けハードウエアの売り込みを強めた。狙いはAI計算用GPUそのものではなく、関節駆動、電源管理、センシング、通信、機体制御といった周辺部材で主導権を握ることにある。
3社、NVIDIA陣営に接近 関節制御や電源部材を前面
インフィニオンは公表資料で、マイコン「PSOC Control C3」や電力半導体を、NVIDIAのロボット向け計算基盤「Jetson Thor」やセンサーブリッジと組み合わせ、より精密な動作制御と電力効率の向上につなげる方針を示している。人型ロボットでは、演算能力だけでなく、各関節を滑らかに動かすモーター制御と省電力設計が商品力を左右するためだ。
NXPは、学習済みAIモデルを自社のエッジ機器へ載せやすくする協業をすでに進めており、足元ではi.MX系プロセッサーを軸にしたロボット開発基盤を拡充している。STマイクロも公式サイトで、人型ロボット向けにマイコン、プロセッサー、モーター制御、センサー、電源管理を束ねて供給する構えを打ち出した。欧州勢は自動車や産業機器で培った強みを、そのままロボット分野へ横展開する戦略といえる。
AI半導体の外側で商機拡大 量産時代見据え部材競争
人型ロボット市場では、NVIDIAが計算基盤と開発環境を握る一方、量産段階で必要になる部品点数ははるかに多い。駆動用インバーター、バッテリー管理、各種センサー、機体内ネットワーク、リアルタイム制御用半導体まで裾野が広く、欧州3社にとっては高性能GPUで正面衝突せずに成長分を取り込める余地が大きい。
市場はなお立ち上がり段階で、出荷台数や採算の見通しには不確実さが残る。ただ、今回の動きは、人型ロボット向け半導体の競争軸が「頭脳」に当たるAI計算だけでなく、「手足と神経」に当たる制御・電源・センシングへ急速に広がっていることを示した。今後は試作向け採用にとどまるのか、量産案件へ進めるかが焦点になる。
参考・出典
- Infineon to enable humanoid robots with precise motion | Infineon Technologies
- NXP Collaborates with NVIDIA to Accelerate AI Deployment with Integration of TAO Toolkit with NXP Edge Devices | NXP Semiconductors
- Robotics Edge Platform | NXP Semiconductors
- Humanoid robots | STMicroelectronics
- NVIDIA Accelerates Humanoid Robotics Development | NVIDIA Newsroom
