日本たばこ産業(JT)、国内で新ブランド「ノルディックスピリット」投入

JTがオーラル型の新商品を投入 煙も蒸気も出ない「吸わないたばこ」

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屋内の禁煙が当たり前になり、たばこの「吸う場面」は急速に狭まっている。そうした中で、煙も蒸気も出さず、口に含んで味わうオーラル型の新商品が日本で動き出した。日本たばこ産業(JT)は3日、新ブランド「ノルディックスピリット」を投入すると明らかにした。

リフレッシュパウチ オンライン先行とコンビニ展開

JTの発表では、「ノルディックスピリット」は植物由来の繊維をベースにした白いパウチを口に含んで使う「モダンオーラル」と呼ぶタイプのたばこ製品だ。火を使わず、煙やにおいが出にくい点を訴求し、両手がふさがらない使い方も想定する。

発売は段階的で、3日に「ノルディックスピリット・コーラフィズ・ミディアム」をCLUB JTオンラインショップで先行投入した。4月6日からはセブン-イレブン、ローソン、NewDaysで順次扱う。別のフレーバー「ベリーミックス・ミディアム」は3月中旬ごろにオンラインでの販売を予定する。

価格はいずれも500円(税込)で、内容量は14パウチ(標準)だという。味わいは約30分続くとしており、製造はスウェーデンとした。使用場所は自治体のルールや施設側の判断に従うよう注意も促している。

受動喫煙対策 「吸わない使用」広がる余地

国内では飲食店や職場などでの受動喫煙対策が強まり、厚生労働省も対策の周知を続けている。喫煙場所が限られるほど、利用者は加熱式たばこなど「煙の少ない選択肢」に寄りやすくなる。オーラル型は、その延長線上にある商品といえる。

一方、煙が出ないことは無害を意味しない。世界保健機関(WHO)は、たばこの使用形態を問わず健康への悪影響があるとしており、紙巻以外に無煙たばこも含め幅広い製品を挙げている。新カテゴリの拡大は、利用者への情報提供やルール整備の重みも増やす。

煙や蒸気を伴わない商品が増えるほど、規制やマナーの論点は「周囲への影響」だけでなく、「利用者本人の依存と健康リスク」にも軸足が移る。販売チャネルがオンラインからコンビニに広がれば、手に取りやすさは一段と上がる。企業側には、利用実態に即した表示と、誤解を招かない説明が求められる。

参考・出典

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