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国内男子ツアーで最多の94勝を積み上げ、「ジャンボ尾崎」の名で親しまれたプロゴルファーの尾崎将司さんが、2025年12月23日にS状結腸がんで亡くなった。24日に長男が公表し、78歳だった。
勝利数だけでは測れない、ツアーの「熱」を作った存在
尾崎さんの94勝は数字として突出しているが、同時に国内ツアーが「見に行くスポーツ」へ変わる過程で象徴になった点も大きい。飛距離と勝負強さで時代を引っ張り、コースの空気ごと塗り替えるような存在感が、会場に足を運ぶ理由を観客側に与えた。
一方で晩年は、勝つ側から育てる側へと重心を移していた。2018年に「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」を設立し、若手の成長を後押ししてきたと報じられている。ツアーの魅力は記録が守るだけでは続かない。育成に注いだ時間も、尾崎さんの遺産として残る。
闘病の経緯と、残された「場」の作り方
日本ゴルフツアー機構によると、尾崎さんは約1年前に診断を受けた後、本人の意思で自宅療養を続けていた。S状結腸がんは大腸がんの一部で、腸の曲がり目にできるがんを指す。葬儀は近親者のみで執り行い、後日お別れの会を予定し、弔問などは辞退する方針だという。
次に問われるのは、レジェンドの不在を“空白”にしない手つきだ。記録は残るが、観客の記憶は放っておくと薄れる。ツアーが映像や語り部、育成の仕組みを通じて熱量を継承できるかが鍵になる。尾崎さんが作った盛り上がりを、次の世代がどう更新するのか。国内男子ゴルフには、その宿題が手渡された。
参考・出典
- 尾崎将司氏が逝去 – 日本ゴルフツアー機構 – The Official Site of JAPAN GOLF TOUR
- 尾崎 将司選手 プロフィール – 日本ゴルフツアー機構 – The Official Site of JAPAN GOLF TOUR
- プロゴルファー尾崎将司が死去 “ジャンボ”113勝 大腸がん78歳 【国内男子ツアー JGTO】 |GDO ゴルフダイジェスト・オンライン
- ジャンボこと尾崎将司氏がS状結腸がんのため死去、享年78歳 日本男子ゴルフ黄金期の立役者、指導者としても手腕を発揮 – ゴルフ総合サイト ALBA Net
- 【訃報】ジャンボ尾崎さん死去 78歳 国内ツアー最多勝のゴルフ界のレジェンド|FNNプライムオンライン
