フランス暴動でLFIとメランション氏に批判拡大 中道左派から極右まで責任論が広がる

フランス暴動でLFIとメランション氏に批判拡大 中道左派から極右まで責任論が広がる

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フランスで10月17日の大規模デモに伴って発生した暴動を巡り、急進左派の政治勢力「不服従のフランス」(LFI)とジャンリュック・メランション氏への批判が中道左派から極右まで広がっている。2026年10月22日付のロイターによると、政敵は同氏らの対決的な言動が混乱につながったと主張。メランション氏は責任を否定し、政府の社会・経済政策を問題視している。

暴力への姿勢巡り批判、LFI側は非暴力を説明

10月17日、生活費の高騰や公共サービスの悪化に抗議する全国的なデモの一部が暴動に発展し、複数都市で暴力や略奪が発生した。これを受け、LFIとメランション氏の長年の言動を問題視する声が、政治的立場を超えて上がっている。

ただし、批判の内容は一様ではない。ロイターが伝えた議会での発言で、ルコルニュ首相は、LFIには国内で暴力と混乱を生じさせる政治的意図があると批判した。一方、オランド元大統領はFrance Interで、LFIの暴力に対する姿勢を批判しつつ、事態を一党や一人の人物の問題に集約すべきではないとの立場を示した。

これに対し、メランション氏は、政府が貧困地域に根深い社会・経済的不満に対応していないと反論している。ロイターは、LFIが公式には非暴力の行動を掲げ、人や財産への攻撃を非難しているとも報じた。同党の支持者は、メランション氏の蜂起を連想させる表現について、暴力ではなく大規模な政治動員を意味すると説明している。

LFI禁止論では意見分かれる、政府の初動も調査対象に

ロイターによると、ラルシェ上院議長はLFIの禁止を検討する考えに言及した。しかし、極右・国民連合のジャコベリ氏は、禁止すればメランション氏を殉教者にしてしまうとして反対した。LFIへの批判が広がる一方で、政党の禁止を巡る対応策について意見が一致しているわけではない。

政府自身の対応も問題となっている。10月20日付のロイターによると、ルコルニュ首相は情報収集や警察の配置など、初動に不備があったと認めた。議会では暴動の原因と治安対応を調べる動きも進められている。

10月21日付のロイターは、学生団体や黄色いベスト運動などが24日に再び抗議行動を予定し、政府が警察の増強と軍の配備による警備強化を計画していると伝えた。

さらに22日、マクロン大統領は一部の抗議活動を禁止する方針を表明した。ロイターによると、マルセイユとリヨンでは24日に予定されたデモが地元当局によって禁止された。一方、労働組合などが主催する抗議活動は認める方針で、政府は治安維持と抗議活動への対応を迫られている。

参考・出典

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