米Perplexity、Azureと3年契約 7億5000万ドルで計算資源確保

米Perplexity、Azureと3年契約 7億5000万ドルで計算資源確保

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米AI検索スタートアップのPerplexityが、Microsoftのクラウド「Azure」を利用するため、総額7億5000万ドル規模の契約を結んだ。契約期間は3年で、計算資源の確保が成否を分ける生成AI競争に、クラウド選択の再編という現実的な動きが加わった。

7.5億ドルのAzureコミット Foundryで複数モデル運用へ

ロイターが29日、関係者情報として伝えたところによると、PerplexityはMicrosoftとAzure利用に関する7億5000万ドルの契約を締結した。期間は3年で、同社が必要とする計算資源を中長期で押さえる内容とされる。

契約の効果として、Microsoftの「Foundry」プログラムを通じ、開発者が生成AIアプリを構築・カスタマイズ・管理するための統合環境上で、OpenAI、Anthropic、xAIなど複数のAIモデルを実行できるようになるという。特定のモデルに依存せず、用途やコストに応じて使い分ける設計を取りやすくなる点が焦点だ。

PerplexityはNVIDIAが支援する企業としても知られ、検索体験に生成AIを組み込むサービスで急伸してきた。一方で、推論コストの増大は事業拡大と表裏一体であり、クラウド側の枠組みと単価がそのまま競争力に直結する。

AWS依存は維持 Amazonとの訴訟も背景に

ロイターによると、Perplexityの広報担当者は「X、OpenAI、Anthropicのフロンティアモデルへのアクセス」のためにMicrosoftと提携したとしつつ、主要クラウドであるAWSへの支出をMicrosoftへ移したわけではないと説明した。

また、Amazonは昨年、Perplexityの「エージェント型」ショッピング機能を巡り提訴している。自動化で注文を行う機能が、規約違反のアクセスや人間の閲覧を装う挙動に当たるという主張だ。クラウドを単一事業者に寄せ過ぎない姿勢は、コスト面だけでなく事業継続上のリスク管理としても読み取れる。

生成AIの競争軸は、モデルの性能そのものから「どのモデルを、どのクラウドで、いかに安定運用するか」へ移りつつある。複数モデル運用を前提にクラウドと契約を組む動きが広がれば、モデルは選択可能な部品として扱われ、アプリ事業者の設計力とコスト管理が優位性を左右する。クラウド各社にとっては、計算資源だけでなく運用基盤を含めた囲い込みの仕組みを整えられるかが今後の焦点となる。

参考・出典

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