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10日夜、東京・港区六本木のテレビ朝日本社ビルから社外スタッフの20〜30代とみられる男性が転落し、その場で死亡が確認された。クリスマスイルミネーションでにぎわう六本木けやき坂通りには多くの人が行き交っており、巻き込まれた40代の通行人男性も頭や肩に軽いけがを負った。
にぎわうけやき坂で起きた突然の転落
通報があったのは10日午後6時50分ごろ。六本木ヒルズに面した六本木けやき坂通り近くの路上で、人がテレビ朝日の建物付近から落ちたとする110番通報があり、警視庁や消防が一斉に現場へ駆け付けた。
路上では20〜30代とみられる男性が倒れていて、その場で死亡が確認された。男性が落下した際、近くを歩いていた40代の通行人の頭や肩に当たり、この男性も病院に搬送されたが、けがは軽かったとみられている。
クリスマスシーズンのけやき坂通りは、夜になるとイルミネーションを撮影する人々で歩道が埋まる場所だ。そんな日常のすぐ脇で起きた転落は、都心の繁華街を歩く私たちが頭上の安全をどこまで信頼できるのかという問いを突き付けている。
警察の捜査とテレビ局側の対応、問われる安全管理
警視庁は、男性がテレビ朝日本社ビルのどの場所から転落したのかや、当時の行動など詳しい状況を調べている。現時点では事件性は低いとみられているものの、監視カメラの映像解析や関係者への聞き取りを進め、転落に至った経緯の解明を急いでいる。
死亡した男性は、テレビ朝日で業務に従事していた社外スタッフだったとされる。テレビ朝日は各社の取材に対し、本社社屋から転落したとみられるのは自社の社外スタッフであり、事案の詳細は警察が捜査中だと説明。そのうえで、亡くなったスタッフに対する深いお悔やみを述べるコメントを公表している。
高層ビルが立ち並ぶエリアでは、建物の管理体制や職場での安全配慮が十分かどうかが常に問われる。今回のように通行人が巻き込まれるおそれもあるなか、働く人と街ゆく人の双方を守るために、どこまで落下防止策やメンタル面のケアを含めた安全網を張れるのかが、今後の大きな課題として浮かび上がっている。
