サウジ東西パイプライン、日量700万バレルへ復旧 被弾から3日で全面回復

サウジ東西パイプライン、日量700万バレルへ復旧 被弾から3日で全面回復

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Saudi GazetteやAnadolu、アルジャジーラが12日に伝えたところによると、サウジ・エネルギー省は攻撃で被害を受けた東西パイプラインの輸送能力を日量約700万バレルに戻し、影響を受けたエネルギー施設の運転能力も復旧した。減産していたマニファ油田とクライス油田も全面回復したとされ、9日に公表された被害から3日で主要設備の立て直しを打ち出した。

東西パイプラインは70万バレル減から700万バレル水準へ戻る

9日に伝えられたサウジ政府の説明では、東西パイプラインのポンプ場被害で輸送能力が約70万バレル/日落ち、マニファ油田とクライス油田の停止で生産量も計約60万バレル/日減っていた。攻撃は生産、輸送、精製、石化、電力の各施設に及び、リヤド、東部州、ヤンブーの施設が被害を受けたほか、警備担当のサウジ人1人が死亡し、7人が負傷した。

Saudi GazetteやAnadolu、アルジャジーラ、ブルームバーグの12日付記事では、このうち東西パイプラインが日量約700万バレルの輸送能力を回復し、マニファ油田とクライス油田もそれぞれ日量約30万バレルの減産分を取り戻したとされる。サウジ側が9日に初めて公に認めたパイプライン被害について、復旧完了までの道筋を短期間で示した形だ。

紅海側への輸出ルートの安定回復を改めて示す

東西パイプラインは、東部の産油地帯から紅海側へ原油を送る幹線で、ホルムズ海峡を通らない輸出経路として重要視されている。ブルームバーグは3月28日、このパイプラインがすでに日量700万バレルのフル稼働に入っていると報じており、12日の復旧公表は、攻撃で落ちた能力を従来の上限水準まで戻したという整理になる。

一方で、攻撃の正確な時刻や責任主体の表現にはなお確認の余地がある。AP通信が引用した9日付のサウジ説明は責任主体を明示していないが、今回の復旧公表自体は、パイプラインだけでなく油田や周辺のエネルギー施設を含めて主要機能が持ち直したことを示す内容だ。市場にとっては、サウジが生産と輸送の正常化を急ぎ、紅海側への迂回ルートの安定性を改めて示した点が大きい。

参考・出典

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