シールドAI、エコーダインを最大53億ドルで買収へ 対ドローンレーダー事業を強化

シールドAI、エコーダインを最大53億ドルで買収へ 対ドローンレーダー事業を強化

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自律ソフトや自律システムを手がけるシールドAIは2026年11月5日(現地時間)、レーダー企業エコーダインを最大53億ドルで買収する最終契約を締結したと発表した。ミッションシステム事業を拡充する取引で、買収を支える計25億ドルの資金調達も進める。

対ドローン向けレーダーを事業に取り込む

シールドAIは、自律ソフト、自律システム、ミッションシステムの3事業を掲げている。今回の買収対象であるエコーダインは、独自のMESA技術を用いた小型のソリッドステートレーダーを製造する企業だ。同社は、レーダーがドローンの探知・追跡や、迎撃装置への目標情報の提供に使われると説明している。

両社によると、エコーダインのレーダーは40カ国超で数百の対ドローン・警備システムに組み込まれている。用途は軍事分野に加え、空港や競技場などにも広がっている。エコーダインは4,000万ドルを投じた新工場を開設し、年間約3万台のレーダーを製造できる見込みとしている。

買収完了後も、既存チームと単体レーダー製品の提供は維持する予定だ。エコーダインのEben Frankenberg CEOはシールドAIのGary Steele CEOに直属し、製品、製造、顧客対応を引き続き担当する方針となっている。

対価の一部は業績連動、調達は株式と借入で構成

最大53億ドルの取引対価のうち、48億ドルは買収完了時に支払い・発行される。さらに、合意した業績目標の達成を条件として、最大5億ドルが対価に加わる。

資金調達の総額25億ドルは、3つの枠で構成する。シリーズHで10億ドルを調達する予定で、この資金調達後のシールドAIの評価額は288億ドルとなる。このほか、Blackstoneが運用するファンドによる10億ドルの構造化株式投資と、JPMorgan Chase Bankが主導する5億ドルの借入を組み合わせる。

GeekWireが両社の説明として報じたところによると、買収が成立しない場合、この25億ドルの資金調達も実行されない。エコーダインの法律顧問Fenwickによれば、買収完了は2027年初頭を予定しており、適用される規制承認と通常の完了条件を満たす必要がある。

参考・出典

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