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5日未明、傷害などの罪で起訴され勾留中だった島田健太郎被告(54)が、入院先の静岡県伊豆の国市の病院から逃走し、約12時間後に同県三島市内で逮捕された。広い範囲で緊急配備が敷かれ、学校の休校や外出自粛が相次ぐ中、勾留中の被告を病院でどう管理するのかという課題が浮かび上がっている。
逃走が揺らした地域の安心
順天堂大医学部付属静岡病院がある伊豆の国市長岡は、温泉地として知られる静かな街だ。そこから5日未明、島田被告が入院中の7階個室を抜け出したとされ、静岡県警は県東部に非常配備をかけ、約300人態勢で行方を追ったと毎日新聞などが伝えている。
伊豆の国市教育委員会は、市内の市立小中学校9校をすべて臨時休校とし、市は不要不急の外出を控えるよう住民に要請した。スポーツニッポンなどの報道では、朝の通勤時間帯でも人通りが減り、保護者の間に戸惑いと「安全が最優先だ」との思いが交錯していたとされる。
病室からの逃走が突きつける管理の難しさ
県警によると、島田被告は留置場で箸を使って自分の腹を刺し、病院7階の個室に入院していた。カーテン越しに警察官2人が交代で見張っていたが、5日午前1時15分ごろを最後に姿が確認できず、窓の鍵とストッパーが壊れていたという。
島田被告は、静岡県富士宮市のスーパーで食品を盗み、警備員にけがをさせたとして逮捕され、傷害と窃盗の罪で起訴されていた。テレビ朝日系列のANNニュースなどによれば、取り調べでは交際相手に会いたかったと説明していたといい、5日午後には三島市内の路上で身柄が確保され、逃走容疑で逮捕された。
県警は住民に迷惑と不安を与えたとして謝罪し、警備態勢の検証を進める方針だ。静岡県警の防犯アプリ「どこでもポリス」など情報伝達の仕組みも含め、治療が必要な被告の人権と地域の安全をどう両立させるかが、今後静かに問われていく。
