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Soneiumは2026年10月26日付の公式ブログで、独自トークン「$SONEIUM」の発行計画を公表した。クリエイターや権利者、開発者、ファン、投資家をつなぐ役割を持たせる方針で、個別作品などにひも付く「Tokenized IP」を通じて、創作資金の調達と価値の分配を目指す。
作品への経済的参加と著作権を分ける設計
Soneiumは、Soneium Foundationが運営するイーサリアムのレイヤー2だ。今回の構想では、$SONEIUMをIPに関わる参加者をつなぐ経済的な層として位置付ける。一方、個別の作品や事業への参加には、$SONEIUMとは役割の異なるトークンなどを用いる。
公式構想が示す参加形態は、個別作品などを対象とする「IP Token」、音楽カタログなどを対象とする「IP Vault」、エンターテインメント事業を裏付けとする「IP Bond」の3つだ。取り組み一覧には、Super State Holdingsのキャラクター「もりうさ」をIP Tokenの第1弾事例として掲載している。Soneium Portalでは11月5日の追加発表を予告する。また、DayOneDreamのWAVISTによるK-popコンサート事業のロイヤルティをIP Bond化する取り組みも挙げている。
公式資料では、Tokenized IPは著作権そのものを市場に提供するのではなく、作品が将来生む経済的価値への参加を可能にする構想と説明している。著作権や創作上の決定権は権利者に残し、参加形態は商品ごとに異なる。権利・ライセンス情報を扱う仕組みも、既存の著作権制度を補完するものであり、置き換えるものではないとしている。
仕組みの基盤には、作品情報の登録、原作と派生作品などの関係管理、スマートコントラクトによる収益分配を組み合わせる構想を掲げる。共通のIP基盤を複数のアプリで利用できる設計とし、公式プラットフォーム「Soneium Portal」を利用窓口に据える。Portalは一次販売から始め、ファン参加やロイヤルティ分配へと機能を広げる位置付けだ。
さらにSoneiumは10月27日、ロイヤルティ関連資産への投資参加を可能にするIP Vaultと、利用するステーブルコイン「ipUSD」を発表した。両サービスは10月28日午前(UTC)に対象ユーザー向けの提供を開始する予定としており、利用には地域や適格性などの条件がある。
$SONEIUMは公式文書上、まだ発行されていない。トークンとトークン生成イベント(TGE)の詳細は後日発表する方針で、Soneium Foundationによる将来の発行は、適用される法令と規制要件に従うとしている。
参考・出典
- Unveiling Soneium: The Onchain Entertainment Economy
- 5. $SONEIUM Token: The Creator Economy Currency
- 2. The Soneium Solution
- 3. Technical Architecture
- 6. Key Initiatives
- Introducing ipUSD and IP Vault: Real World Royalties, Now Accessible on Soneium
- Soneium Portal
- Moriusa(もりうさ) – Soneium Portal
- ソニューム、独自トークン「SONEIUM」発行を計画。IP活用の資金調達も支援へ
- エンタメ系L2「Soneium」、独自トークン発行を計画
