日中が国連で正面衝突 高市発言巡り安保理改革議論も緊迫
国連総会で日中代表が相次ぎ演壇に立ち、安保理改革や台湾有事を巡る攻防が激化。傅聡中国大使が高市早苗首相を名指し批判し、日本は即座に反論権を行使。安保理常任理事国入りの是非や台湾情勢への向き合い方が同会場で重ねて問われている。緊張感が高まる中、外交的影響も注目される。
本ページでは「台湾有事」をテーマとした記事を一覧で掲載しています。
国連総会で日中代表が相次ぎ演壇に立ち、安保理改革や台湾有事を巡る攻防が激化。傅聡中国大使が高市早苗首相を名指し批判し、日本は即座に反論権を行使。安保理常任理事国入りの是非や台湾情勢への向き合い方が同会場で重ねて問われている。緊張感が高まる中、外交的影響も注目される。
北京の外務省廊下で無言で歩く二人の局長の様子を捉えた映像が、中国国営メディアで繰り返し放映された。2025年11月18日、高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を受けた日中局長級協議直後に、金井正彰アジア大洋州局長が中国側に頭を下げる場面が国内外で注目を集めている。
中国の空港で出発案内板から日本行き表示が相次ぎ消え、政府の渡航自粛呼びかけで2日間に約50万席分の航空券がキャンセル。高市早苗首相の台湾有事発言を受け、中国人観光客の急減が日本の観光収入や地域経済に打撃を与える懸念が強まっている。回復の先行きが不透明だ。
北京で金井正彰外務省アジア大洋州局長と中国の劉勁松アジア局長が協議。高市早苗首相の台湾有事発言を巡る応酬後の本格協議で、日本は立場不変で撤回せず、対し中国は撤回と是正を改めて要求。数時間に及ぶ緊迫した言葉の応酬となり、今後の日中外交にも影響を与えそうだ。
北京の中国外務省庁舎で金井正彰アジア大洋州局長と局長級協議が先ほど終了。高市早苗総理の台湾有事発言を巡り中国側が撤回を要求、日本は従来の立場から逸脱していないと説明し、今後の日中外交に影響を与える可能性があるため注目される。
文部科学省は、台湾有事を巡る高市早苗首相発言への中国政府の抗議強化を受け、松本文科相が2025年11月18日の会見で中国で暮らす日本人の子どもたちを守るため、中国各地の日本人学校に対し保護対策や連絡網の整備、学校行事の見直しなど安全確保の徹底を求める方針を示した。
外務省の金井正彰アジア大洋州局長が11月17日北京に到着。台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に中国が強く反発し、改善の兆しがあった日中関係の再冷却を防ぐため、政府は対話窓口を維持しつつ撤回要求には応じない難しいかじ取りに直面している。外交調整を急いでいる。
2025年11月17日、南アフリカで開かれる主要20か国・地域首脳会議(G20)を前に、中国の毛寧報道局長は記者に対し、李強首相と高市早苗首相の会談は組まれていないと淡々と説明。台湾有事を巡る日本の発言への反発が日中関係の緊張となり、国際会議にも影を落としている。
2025年11月17日、中国メディアは高市早苗首相の台湾有事発言をきっかけに日中緊張が高まり、日本のアニメ映画の公開延期や子ども向け作品の上映見合わせ、旅行会社の団体ツアー中止が相次ぎ、映画館や旅行業界の日常的な楽しみに影が落ちていると伝えた。
言論NPOの工藤泰志代表は都内で記者会見し、今月下旬に北京で予定していた「東京―北京フォーラム」を、中国側が高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を問題視し開催見合わせを通告したとして延期を明らかにし、2005年創設以来続く民間対話が足踏みした。
中国教育省が16日、日本にいる中国人留学生や日本留学を検討する学生に計画の慎重な見直しを促す通知を発表。14日の外交部の渡航自粛要請は、高市早苗氏の国会発言(台湾有事を「存立危機事態」とする発言)を受け、外交上の応酬が留学や渡航に影響を広げている。
成田で黒いキャリーが転がる中、外務省アジア大洋州局長の金井正彰が17日に出発、18日に中国側と協議。高市早苗首相の「台湾有事は存立危機事態に該当し得る」発言を受け、政府は従来方針の範囲内で説明しつつ日中関係の緊張緩和を図る。外務省は外交ルートで早期対応し理解促進を目指す。
言論NPOが16日夜に中国側から会見延期の連絡を受け、17日の日中共同世論調査公表は再び中止に。高市早苗首相の台湾有事発言に対する中国反発が背景とされ、日中関係の緊張が相互理解の進展や世論調査の公正性にも影を落としているとの懸念が広がっている。
11月14日夜、在日中国大使館が日本への渡航を当面控えるよう通知し、航空各社が払戻対応を相次いで公表した。発端は高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁で、言葉の応酬が日中緊張を高め、旅行や経済に影を落としている。市民の渡航や交流への影響が懸念される。
2025年11月11日夜、CCTVの論説が高市早苗首相の7日の台湾有事をめぐる国会答弁(存立危機事態言及)を「一線を越えた」と批判。中国外務省も強い不満と断固反対を表明し、歴史認識と安全保障の閾値が同時に刺激された構図が浮かぶ。外交的緊張を高め、国内外で波紋を広げている。
米国のグラス駐日大使が、中国の薛剣駐大阪総領事のX投稿「汚い首は斬ってやる」を高市早苗首相への明確な脅迫と非難。高市氏の国会での台湾有事発言を背景に、駐大阪総領事の過激発言が日中関係と米国の対日外交を巡る緊張を一段と押し上げ、世論や外交手続きにも影響を及ぼしている。
与野党の応酬が一段と熱を帯びる中、高市早苗首相は2025年11月7日の衆院予算委で台湾有事について「戦艦を使った武力行使は存立危機事態になり得る」と述べた。10日の撤回要求に応じず、具体例の提示が安保政策の判断枠と国会答弁の線引きを改めて浮かび上がらせた。
衆院予算委で高市早苗首相は、中国軍艦の武力行使を具体例に挙げ「台湾有事は存立危機事態にあたり得る」と述べ、集団的自衛権の適用判断に一歩踏み込んだ。政府が具体例に触れた異例の発言を巡り、与野党の論戦は憲法解釈や運用指針の境界を鮮明にし、今後の安全保障論議にも波及しそうだ。