政府が個情法改正へ AI活用で要配慮情報の同意不要取得を匿名化前提に容認方針
政府が個人情報保護法改正案でAI開発を促進、病歴など要配慮個人情報を統計目的で本人同意なしに取得可能にする方向。医療・福祉の高度化が期待される一方、生活者のプライバシーや信頼確保が課題となる。運用ルールや監督強化の必要性が議論に。法改正の詳細や対象範囲も焦点となる。
本ページでは「プライバシー」をテーマとした記事を一覧で掲載しています。
政府が個人情報保護法改正案でAI開発を促進、病歴など要配慮個人情報を統計目的で本人同意なしに取得可能にする方向。医療・福祉の高度化が期待される一方、生活者のプライバシーや信頼確保が課題となる。運用ルールや監督強化の必要性が議論に。法改正の詳細や対象範囲も焦点となる。
インド政府は12月3日、スマートフォンへの国営サイバーセキュリティーアプリ搭載義務を撤回した。野党やプライバシー団体、AppleやSamsungが監視懸念を批判し、盗難追跡や詐欺防止を掲げた同アプリを巡り、国家による個人データへの介入の是非が問われる事態となっている。
インド政府が国産サイバーセキュリティーアプリ「Sanchar Saathi」の全スマホ標準搭載を命令。対象にiPhoneも含まれるが、Appleは対応不可として政府に懸念を正式表明する構え。利用者の安全と政府常駐アプリによるプライバシー懸念の狭間で線引きが問われる。
2025年11月、ウィーン大などの研究でWhatsAppの連絡先照合を悪用し最大約35億アカウントを自動特定可能と判明。暗号化は維持されるが電話番号を起点とする設計上のプライバシー脆弱性が改めて問題視される。影響は世界規模で個人情報保護の議論を促す。
米OpenAIは2025年11月26日の文書で、ChatGPTが関与したとされる16歳の自死を巡る遺族の訴訟について、引用されたチャットはごく一部にすぎず、精神状態や生活背景といった詳細な文脈をプライバシーに配慮しつつ裁判所に示し、全体像を踏まえた公正な判断を求める姿勢を示した。
ブリュッセルで公表された「Digital Omnibus」素案で、欧州委員会はAI規制とプライバシーの見直しを提示。高リスクAI規則先送りや煩雑なクッキー同意の簡素化を盛り、IT業界は一部歓迎する一方、消費者団体は大手IT企業寄りと強く反発し議論が続く。
米フロリダ州の中学校で13歳生徒が校内端末のChatGPTに「授業中に友だちを殺すには」と入力、監視システムが警報を受信して警察対応に発展。学校のオンライン監視拡大が軽い悪ふざけを一瞬で重大事にし、児童の安全・心のケアとプライバシーの線引きが問われている。