景気回復力不足で減収、中国2025年予算 財政悪化が鮮明に
中国財政部が公表した2025年の一般公共予算収入は前年比1.7%減の21兆6045億元。景気回復力不足で減収は2020年以来で、財政の下支え余力が細る局面を示す。税収の伸び鈍化や非税収の落ち込み、歳出圧力で地方財政や債務管理への懸念が強まり、追加の財政支援余地は限定的だ。
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中国財政部が公表した2025年の一般公共予算収入は前年比1.7%減の21兆6045億元。景気回復力不足で減収は2020年以来で、財政の下支え余力が細る局面を示す。税収の伸び鈍化や非税収の落ち込み、歳出圧力で地方財政や債務管理への懸念が強まり、追加の財政支援余地は限定的だ。
2026年1月20日、何立峰副首相はスイスの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、中国が対外開放を進め輸入をより積極的に拡大し“世界の工場”に加えて“世界の市場”を目指す方針を示し、強まる保護主義への対応を図ると表明、外国企業や投資を呼び込む狙いも示唆した。
国家統計局が発表した2025年10〜12月期の実質GDPは前年同期比4.5%増と、第3四半期の4.8%増から減速。中国経済の先行きや景気対策、輸出や内需への影響が注目される。背景には不動産市況の回復遅れや輸出の鈍化、消費や投資動向の弱さがあり、政策対応の行方が焦点となる。
上海で開かれた中国国際輸入博覧会の開幕式で李強首相は、中国経済が2030年までに170兆元超に成長すると数値見通しを示し、関税懸念に配慮しつつ輸入拡大と制度改革でより開かれた市場を進め、世界にビジネス機会を提供すると強調し、世界の減速懸念に対し信号を送った。
秋の北京で、国営通信が報じた8月の会議で習近平氏は第15次五カ年計画(2026〜2030年)に向け戦略的イニシアチブと主要技術のブレークスルー重視を指示。内外不確実性の高まりの中、経済政策や政策舵取りの方向性を鮮明にした。科技自立や外交・安全面への影響も念頭にある。
北京で国家統計局が2025年10月20日発表した7-9月期の実質GDP成長率は前年同期比4.8%。4-6月の5.2%から2四半期連続で減速し、外需は底支えするものの家計・企業の支出が慎重で1年ぶりの低成長となった。内需回復の遅れや投資の停滞への懸念も残る。