防衛装備の輸出規制を大幅緩和へ 完成品の武器移転も容認方針
自民党の安全保障会合が、防衛装備の海外移転で完成品の「武器」まで認める方向の提言案を採択。輸出ルール緩和で防衛産業の国際展開と国際協力を促し、関係省庁と調整しながら3月上旬に政府へ申し入れる予定。安全保障上の懸念や輸出管理の見直しが焦点で、国内外で議論を呼びそうだ。
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自民党の安全保障会合が、防衛装備の海外移転で完成品の「武器」まで認める方向の提言案を採択。輸出ルール緩和で防衛産業の国際展開と国際協力を促し、関係省庁と調整しながら3月上旬に政府へ申し入れる予定。安全保障上の懸念や輸出管理の見直しが焦点で、国内外で議論を呼びそうだ。
自民党安全保障調査会は、防衛装備品の海外移転ルールを抜本的に見直し、従来の「救難・輸送・警戒・監視・掃海」5類型の枠組みを撤廃。殺傷能力のある装備や武器も原則輸出可能とする骨子案を了承し、来週にも提言を取りまとめ政府へ提出する方針だ。手続きや輸出管理の在り方も今後詰める。
政府・自民党は防衛装備移転3原則の運用指針を2月中旬までに見直し、輸出できる装備品を拡大。武器輸出の基準を殺傷能力の強さで組み替え、能力に応じた歯止めを段階的に設ける案を検討。ミサイルなど高い殺傷能力の装備は首相や関係閣僚が出席する国家安全保障会議(NSC)で可否を判断する方針だ。
自民党が進める防衛装備品の輸出ルール見直しでは、殺傷能力を持つ武器の海外供給の範囲や、侵略を受ける国や戦闘継続中の国への輸出可否が論点に。論点整理案は12日に判明し、国際人道法や同盟関係との整合性も議論対象になる。平和国家として日本社会がどう向き合うかが問われる重要な議論だ。