終末時計、残り85秒で史上最短を更新 核やAI脅威で複合的危機が加速
終末時計が現地27日(日本時間28日)に「真夜中まで85秒」へ短縮され、前年の89秒から4秒短縮し1947年開始以来の最短を更新。核や気候変動に加えAIなど新たな複合的脅威が指摘され、国際社会に緊急の危機対応と協調を迫っている。国際的な枠組みや合意形成の必要性が高まる異例の局面だ。
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終末時計が現地27日(日本時間28日)に「真夜中まで85秒」へ短縮され、前年の89秒から4秒短縮し1947年開始以来の最短を更新。核や気候変動に加えAIなど新たな複合的脅威が指摘され、国際社会に緊急の危機対応と協調を迫っている。国際的な枠組みや合意形成の必要性が高まる異例の局面だ。
トランプ米政権がUNFCCC(国連気候変動枠組条約)からの離脱方針を示し、国連や欧州が強く批判。事務局長は気候災害深刻化の局面での協力後退が米国の経済や雇用、生活水準を損ねる「巨大な自滅」と警告し、国際社会は影響を懸念し対話を求める声が強まっている。
東南アジア各地で続く豪雨が暮らしを土台から揺さぶり、インドネシア・タイ・マレーシアで死者300人超、家屋流失や避難者多数。ロイター集計は犠牲増を警告し、極端気象と地域の防災対策が問われている。住宅浸水や農地被害、支援不足が顕在化し、長期的な気候変動対策と国際支援が急務だ。
ブラジルで開かれるCOP30で慈善団体連合が、気候変動による健康被害対策へ研究・実装に総額3億ドルを投資。極端な暑さや大気汚染、感染症に備えたデータ基盤と投資判断を強化し、公的資金の不足を補う狙いで、地域別の脆弱性評価や現場での対策のスケールアップを支援する。
アマゾン川河口ベレンで開幕する国連気候会議COP30。開幕直前、台車や案内板の設営が進む会場で、先住民相ソニア・グアジャジャラは先住民の主導性を強調し、自然保護と暮らしの両立を世界に示したいと語った。伝統知を生かした保全や森林管理、暮らしと結ぶ経済自立の重要性も訴えた。
フロリダ沿岸で主要な礁石サンゴ「エルクホーンサンゴ」「スタッグホーンサンゴ」が、2023年の海洋熱波で生態系での役割を失う『機能的絶滅』に陥ったとする研究(2025年10月23日発表)。礁の今後と保全対策が問われる。生物多様性や漁業への影響も懸念される。
WMO創設75周年会合でグテレス事務総長は『異常気象から逃れられる国はない』と警告。各国に早期警報システム整備と資金拠出を要請し、2027年までに全員を守る構想の実現度合いが温暖化時代の安全保障を左右すると訴えた。実行には資金と技術支援、国際協力が不可欠だと強調した。