総務省が9月コアCPIを公表、上昇幅拡大で賃金・物価循環の節目に
総務省が発表した9月のコアCPI(生鮮除く)は前年比2.9%上昇、4カ月ぶりに伸び率拡大。エネルギー価格の反転が物価を押し上げ、先行きの金融政策や賃金・物価循環の行方が注目される。市場では長短金利や株価の動向、企業の賃上げ見通しに注目が集まる。
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総務省が発表した9月のコアCPI(生鮮除く)は前年比2.9%上昇、4カ月ぶりに伸び率拡大。エネルギー価格の反転が物価を押し上げ、先行きの金融政策や賃金・物価循環の行方が注目される。市場では長短金利や株価の動向、企業の賃上げ見通しに注目が集まる。
米小売倉庫で年末商戦を控え荷が積む中、「11月1日から中国に100%の追加関税」報道が緊張を生み、物価再上昇や需要冷え込みで低所得層の負担増が懸念され、仕入れ計画から値付けや販促日程まで連鎖的な見直しを迫られ、米国小売や消費者心理にも波及するとの見方がある。
民間調査は2025年10月に飲食料品で3千品目超の値上げを見込み、通年で2万品目を突破。春の山場に続く第2波が家計負担を押し上げ、前年を大幅に上回るペースで物価の粘り強さと企業の国内コスト上昇が生活に浸透し、価格転嫁の広がりが続き、節約志向や消費行動の変化も進む見込みだ。