中国外相がEUとのFTA交渉に前向き姿勢 北京でエストニア外相と会談
2025年11月4日、北京で王毅外相はエストニア外相と会談し、EUとの自由貿易協定交渉に前向きと表明。『中国と欧州は協力のパートナーで、ライバルであってはならない』と述べ、通商摩擦下で対話強化を図る意図を示した。また交渉と締結に前向きで、経済協力や実務協議の強化にも言及した。
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2025年11月4日、北京で王毅外相はエストニア外相と会談し、EUとの自由貿易協定交渉に前向きと表明。『中国と欧州は協力のパートナーで、ライバルであってはならない』と述べ、通商摩擦下で対話強化を図る意図を示した。また交渉と締結に前向きで、経済協力や実務協議の強化にも言及した。
ベルリンの官庁街に張りつめた空気の中、2025年11月3日、ドイツのワーデフール外相が王毅中国外相と電話協議。安全保障や経済政策を巡り幅広く意見交換し、外相訪中は再調整で合意、メルツ首相の訪中招請も確認された。緊張と必要のはざまで両国は対話の糸を繋ぎ直す構えだ。
2025年10月28日14時に就任後初めて約30分の電話で会談した茂木敏充外相と王毅中国外相は、戦略的互恵関係の推進と建設的で安定的な日中関係の構築を確認。日本はレアアース輸出管理措置や東シナ海情勢への深刻な懸念を伝え、供給網と安全保障が交錯する課題が浮上した。
雨上がりの北京に集まった各国要人の前で、空気がわずかに張りつめた。2025年10月27日、王毅外相は都内のフォーラムで「歴史の潮流は逆行できず、多極化した世界が到来している」と語ったとされる。米中首脳が30日に会う見通しが報じられるなか、発言はワシントンを暗にけん制した色合いを帯び、市場は関税をめぐる攻防の行方を測っている。
ドイツ政府はヨハン・ワーデフール外相の中国訪問(26日開始)を中国側が王毅外相との会談以外の行程を確定できなかったとして見送り発表。メルツ政権発足後初の閣僚訪中が延期となり、貿易や安全保障を巡る独中関係の距離感と経済・安全面での調整難航が改めて浮上した。
2025年9月28日、王毅外相は訪中の北朝鮮・崔善姫外相と北京で会談し、国際・地域課題での協力と「覇権」に対抗する意思を強調。29日には北朝鮮国営通信が「様々な問題で完全に合意」と報じ、中朝関係の強化が鮮明に。米中対立が続く中、両国の歩調がどこまで一致するかが焦点だ。