米が国際有志連合とホルムズ海峡護衛へ 通航正常化への道筋は不透明
ホルムズ海峡の安全確保を巡り、米政権は抑止の意思と実行上の制約が同時に存在する段階に入った。ベセント財務長官は米海軍と国際有志連合による軍事的に可能となり次第の船舶護衛を表明したが、地政学的リスクや運用制約から通航の早期正常化は見通せないとの見方だ。
本ページでは「米海軍」をテーマとした記事を一覧で掲載しています。
ホルムズ海峡の安全確保を巡り、米政権は抑止の意思と実行上の制約が同時に存在する段階に入った。ベセント財務長官は米海軍と国際有志連合による軍事的に可能となり次第の船舶護衛を表明したが、地政学的リスクや運用制約から通航の早期正常化は見通せないとの見方だ。
前線近くの海域に大型戦力を展開する場面で、米海軍空母ジェラルド・R・フォードが3月12日に火災を起こし米兵2人が負傷。米軍は戦闘関連ではないとするが、緊張地域での展開に艦内事故という新たなリスクが浮上した。即応態勢を揺るがす懸念や補給・整備面での負担が改めて浮き彫りになった。
共同通信によると、5日、オマーン湾周辺で米イランの神経戦が続く中、イラン国営テレビは革命防衛隊が艦隊を巡る新たな攻撃情報として米原子力空母エーブラハム・リンカーンを無人機で狙ったと報道。被害の有無は不明で米側の公式確認は出ていない。地域の緊張が高まる懸念がある。
中東の軍事緊張が高まる中、イラン準国営メディアは米海軍空母エーブラハム・リンカーンを標的とする攻撃を主張。3月1日に革命防衛隊が弾道ミサイル4発を発射したと報じるが、米側は命中と被害を否定しており、現時点で被害の裏付けは確認されていない。情勢は流動的で続報が注目される。
米国が中東で海軍戦力を厚くする中、イランは中国製対艦巡航ミサイルCM-302の導入交渉を最終局面に進めていると報道。引き渡し時期は確定しておらず、地域の軍事バランスや米海軍の対処が焦点となる。専門家は配備が域内緊張を高める可能性を指摘している。
今月22日、デンマークの自治領グリーンランドは米海軍の病院船の受け入れは不要との立場を表明した。トランプ大統領がSNSで「取り残されている人がいる」と派遣を示唆したのを受け、医療支援が政治問題化している。背景には地政学や主権を巡る懸念もあると指摘される。
中東周辺の米軍展開が一段と厚みを増す。米国防当局は最新鋭原子力空母ジェラルド・R・フォードをカリブ海から中東へ移動させ、13日(日本時間14日)に伝えられ、既に同地域に展開する別の空母と合わせて空母2隻体制となる。抑止力強化や迅速対応が目的とみられる。
中東で緊張が再び高まる中、ウォール・ストリート・ジャーナルは現地時間11日、米国防総省が追加の空母打撃群を中東海域へ展開できるよう準備を進めるよう指示したと複数の米当局者の話として報じ、米軍の海上戦力上積みが地域情勢に影響を与える懸念が強まっている。
アラビア海で展開中の米原子力空母エーブラハム・リンカーンに、イラン製とされる無人機が攻撃的に接近し、艦載機が撃墜。米国の対イラン圧力強化で偶発的衝突の危険が高まっている。外交的影響や海上航行の安全への懸念も指摘され、地域の安全保障環境は一層不安定化している。
米軍艦艇のイラン方面への展開が続く中、トランプ大統領は現地27日(日本28日)に新たな艦隊が「イランに向かって浮かんでいる」と述べ、イランが米国と取引(ディール)を望むとの認識を示した。軍事的圧力と交渉誘導を同時に示し、緊張の不確実性が高まっている。
米原子力空母エイブラハム・リンカーンと複数の誘導ミサイル駆逐艦が中東の作戦海域に到着。現地時間26日(日本時間27日)に米当局者が明らかにし、対イランの緊張が高まり、軍事行動を含む選択肢が現実味を帯びる局面に入った。米海軍は抑止力強化や同盟国との連携で周辺海域の警戒を強めている。
トランプ米大統領は2026年1月22日(米国時間、JST23日)に、反政府デモ弾圧や核開発を理由に米国がイラン方面に艦隊を派遣すると表明し、軍事・経済両面での圧力強化を警告した。発言は中東情勢の緊迫化や追加制裁の示唆と受け止められ、地域の安全やエネルギー市場への影響が懸念される。
台湾海峡で米海軍のイージス駆逐艦と海洋測量船が相次いで通過。中国軍は全行程を監視したと発表。通過は繰り返されてきたが、米中双方が正当性を主張して対立が固定化し、偶発的衝突リスクが高まっている。航行の自由や領有権をめぐる対立も背景にあり、米中の軍事監視競争が激化している。
米海軍が構想する「トランプ級」戦艦は初号艦の建造費が最大220億ドル、最低151億ドルとの初期試算。仕様次第で米史上屈指の高額艦になり得て、象徴性と費用、実現性が早くも政治課題になっている。議会や専門家から調達や運用コスト、戦術的有用性への懸念も出ている。
米国防総省が公表した2025年の年次報告書は、中国が現在3隻の空母を2035年までに9隻へ拡大する見通しを示し、米海軍の11隻との差は縮むが、海上での変化は単純な数の比較では説明できないと指摘した。報告は艦載機や運用態勢、指揮統制などが海上バランスを左右すると分析する。
防衛省が12日に公表したところによると、海上自衛隊と米海軍は8〜11日に関東南方海域で護衛艦「あかづき」や米空母ジョージ・ワシントン、駆逐艦デューイと共に戦術訓練を実施。10日は航空自衛隊と米軍がB52を含む共同飛行で日本海上空でも訓練を行い、海空両面で日米の連携強化を図った。
ホワイトハウスは、9月のカリブ海でのベネズエラ発船舶への空爆で国防長官が繰り返し攻撃を許可したと認め、麻薬密輸対策を名目に生存者攻撃の疑いも指摘され国際法上の「自衛」の線引きが問題になっている。複数回の攻撃許可や海軍司令官の関与で国際社会の批判と責任追及が強まっている。
2025年10月26日、南シナ海で空母ニミッツ発のF/A-18とMH-60が相次ぎ海没。クレーンで残骸を海面へ引き上げる深海回収作業が続き、米海軍は海底からの引き揚げと中国との機体回収をめぐる見えぬ競争に注力している。同時に安全確保と事故原因の調査、残骸の識別作業も進められている。
トランプ大統領の発言で中南米情勢が緊迫、麻薬・不法移民抑止を名目としたベネズエラ・メキシコ・コロンビアへの軍事作戦拡大や米海軍増派で、メキシコ通貨の変動や議会承認を経ない軍事行動の懸念が高まっているワシントンでの議会承認問題や地域秩序への影響も焦点になっている。
米国とトリニダード・トバゴの合同軍事演習をめぐり、10月の米海軍艦の寄港に続く動きとして、マドゥロ大統領は「無責任だ」と批判。麻薬対策名目の圧力強化とし、16〜21日の実施に合わせ東部各州での警戒と行進を支持者に呼びかけ、隣国との政治・安全保障の緊張が一段と高まっている。