台湾、特別防衛予算6兆円超を発表 AI・無人機軸に非対称防衛を強化へ
カメラのシャッター音が続く中、頼清徳総統は台北の総統府記者会見で中国の軍備増強を強く批判し、今後8年で総額1兆2500億台湾ドル（約6兆2500億円）の特別防衛予算を投じる構想を発表。国内外に安全保障強化の決意を示し、会場は一段と引き締まった。
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頼清徳総統が寄稿で明示 米製兵器の大規模購入と自前能力強化を同時推進
頼清徳総統がワシントン・ポストに寄稿。今後数年で国防予算を約400億ドル積み増し、米国製の新型兵器を大規模に購入すると初めて具体表明した。中国の軍事圧力が高まる台湾海峡で、抑止力の強化と米台連携の行方に注目が集まる。議会との調整や具体的な調達計画の詳細も焦点となる。
台湾の頼清徳総統 中国の対日攻勢に「大国らしい振る舞い」要求
頼清徳総統は2025年11月17日、台湾を巡る日中の応酬の中で中国が日本に対し「多面的な攻撃」を仕掛けていると批判。国際社会に継続的な注視を求め、中国に自制と大国の責任ある振る舞いで地域の安定維持を促した。足元の緊張に一呼吸を求める意図も示し、地域のさらなる悪化を回避を訴えた。
東沙沖で中国海警がサラミスライスで存在感増し、台湾の神経を削る
夜明け前、東沙諸島沖の水平線に伸びる航跡が示すように、台湾が実効支配する海域で中国海警局や油ガス構造物の存在感が増し、段階的な「サラミスライス」が頼清徳政権の神経を削り、東アジアの海上緊張が静かに高まっている。地域の航行安全や資源権益を巡る摩擦が深刻化する懸念も強まっている。
頼清徳総統、台湾ドーム打ち出し防空態勢強化へ
秋晴れの台北での双十節式典で頼清徳総統が包括的防空システム「台湾ドーム」を提示。内外製装備やセンサー網、指揮統制を縦横につなぎドローン、ロケット、ミサイル、軍用機など複合脅威に備え、圧力が強まる中で平時の生活を守る見えない天蓋の構築が課題だ。
古屋圭司率いる日華議員懇談会が訪台、頼清徳会談で中国反発懸念
古屋圭司会長ら超党派の日華議員懇談会が双十節の2025年10月10日に訪台を進め、頼清徳総統との会談調整が進む中、価値観を基軸とした日台関係の結び直しを図る動きが中国の反発を招く可能性も含んでいる。外交・安全保障の観点からも注目される動きだ。日台連携の行方も注視される。
