ミャンマー軍政主導の総選挙は承認せず ASEAN外相会議で不承認表明
1月29日、フィリピン・セブ島の非公式外相会議で議長国ラザロ外相は、ミャンマー軍事政権下の内戦下で実施された総選挙をASEANとして「承認しない」と表明。軍政主導の選挙扱いが、地域の結束とASEANの外交的影響力を測る試金石となり、懸念も広がっている。
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1月29日、フィリピン・セブ島の非公式外相会議で議長国ラザロ外相は、ミャンマー軍事政権下の内戦下で実施された総選挙をASEANとして「承認しない」と表明。軍政主導の選挙扱いが、地域の結束とASEANの外交的影響力を測る試金石となり、懸念も広がっている。
ミャンマー軍政が昨年12月から3段階で実施する総選挙を巡り、ASEANは監視団を派遣しない限り投票を承認しないと強く線引きした。選挙の正当性が問われる中、地域枠組みが軍政の既成事実化や国際的承認にどう向き合うかが焦点だ。加盟国や国際社会の反応が承認の可否を左右する局面でもある。
タイとカンボジアの国境衝突を巡り米中が電話外交を強化。米国務長官と中国外相が相次ぎ両国外相と協議、22日のクアラルンプール特別ASEAN外相会合で停戦の糸口を探る。 米国側は停戦復帰を強く求め、中国は地域安定を重視すると表明。関係国の調整が焦点だ。
中国外務省は2025年11月以降、北京でASEAN各国の大使を相次いで呼び出し、高市早苗首相の「台湾有事」発言を批判して中国側の立場への支持を求め、対日抗議が二国間を超え第三国の外交現場での態度表明を迫る動きが広がっているなど、ASEAN外交への波及も懸念されている。
双眼鏡を下げた軍服の部隊が係争地へ移動する中、ASEANのオブザーバーが11月14日に現地調査に入る。10日の地雷爆発でタイ兵が負傷し、米国仲介の停戦合意の履行が停滞。タイはカンボジアへの謝罪を要求、カンボジアは関与を否定し順守を促している。
米国のヘグセス国防長官は10月31日、クアラルンプールで中国の董軍国防相と会談。米側は自国の国益護持とインド太平洋の力の均衡維持を強調し、南シナ海や台湾周辺での中国の活動への懸念を伝えた。会談はASEAN防衛相会議の合間に行われ、米中関係の緊張が浮き彫りになった。
2025年10月27日にマレーシアで開かれた東アジアサミットで、日米中など参加国が南シナ海を巡る中国の実効支配に反発。フィリピンは自然保護区計画を主権侵害と強く抗議し、日本も威圧的活動への懸念を表明、地域秩序の揺らぎが浮き彫りになり、警戒感が広がった。
クアラルンプールでASEANと東ティモール首脳が2025年10月26日に正式加盟文書に署名し、ASEANは11カ国体制へ拡大。若い国家の進路と域内秩序の変化が地域に与える影響が注目される。経済連携や安全保障の協力、域内ガバナンス見直しが議題に。加盟後の期待と課題が浮上する。
小泉進次郎農相は2025年10月2日、マニラで開かれたASEANと日中韓の農相会合に出席。自民党総裁選の最終盤でも公務を優先し、日本の技術で域内の食料システムづくりに関わり続ける姿勢を示した。滞在は約17時間の短期日程ながら、輸出拡大の糸口を探る動きが随所ににじんだ。