日本版GPSへ前進 みちびき7号機、H3ロケット9号機は26年2月打ち上げへ
日本版GPSに相当する準天頂衛星「みちびき」の7号機が公開。JAXAと三菱重工はH3ロケット9号機を2026年2月1日に種子島から打ち上げ予定で、5号機は今年12月7日打ち上げ。7機体制でスマホの測位精度が向上し、ナビや防災など位置情報インフラが変わる。
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日本版GPSに相当する準天頂衛星「みちびき」の7号機が公開。JAXAと三菱重工はH3ロケット9号機を2026年2月1日に種子島から打ち上げ予定で、5号機は今年12月7日打ち上げ。7機体制でスマホの測位精度が向上し、ナビや防災など位置情報インフラが変わる。
気球に載せた望遠鏡が成層圏を巡る間、地上で受信したX線の揺らぎと偏光を解析した広島大・JAXAらの高感度観測により、約7000光年先のブラックホール周辺コロナは平たく円盤状に広がることが示され、物質降着の最前線の幾何が初めて具体的に描き出された。
COP30でJICAがJAXAの最新衛星だいち4号の観測を活用するアマゾン熱帯雨林保全協力を発表。違法伐採の検出・摘発と再生状況把握を衛星データで時短化し、現地監視網と法執行支援を強化する計画だ。地元当局やパートナーへの情報提供で摘発の早期化、再生監視や技術支援も視野に入れる。
茨城・つくばの精密機械メーカー、オオツカがJAXAの技術利用認可を得て衛星レーザー測距用の小型リフレクター製造に着手。電源不要の受動部品でミリ精度の距離算出が可能になり、運用終了後の軌道把握に役立ち宇宙ごみ対策の現実的手段となる。
JAXAの能代ロケット実験場で川崎重工が水素航空機向け液化水素燃料タンクの充填試験を実施。充填から貯蔵まで一連工程で性能を確認し、真空二重殻の軽量構造が極低温下で高い断熱と気密を維持。国内初と位置づけ、実機相当のタンク技術の確からしさを示した。
JAXAの新型無人補給機HTV‑X1号機が10月26日にH3ロケットで打ち上げられ、ISSへの接近やロボットアーム把持、夜の結合が計画どおり進行。結合後にハッチが開放され入室作業が確認され、今後は補給物資搬出や実験支援を数カ月にわたり行う運用が続く見通しだ。
2025年10月26日、種子島からH3ロケット7号機が新型補給機HTV‑X1を打ち上げ。JAXAは分離後の通信・姿勢を確認し、ISS到着は10月30日未明にロボットアームで把持される見通し。機体は順調にISSへ向かい、新型HTV‑X1の実運用に向けた重要な一歩となる。
JAXAの次世代補給船HTV-Xが公開映像で最終盤を迎え、種子島からの今月下旬打ち上げを目前に輸送能力や柔軟性、長期軌道運用を見据えた設計と最終調整の様子が注目され、ISS補給の中核としての期待が高まっている。将来的な国際ミッションや補給多様化への対応も視野に入れる設計だ。