ロンドンで有志連合がロシア産エネルギーの排除を誓い、冬の前線と電力網に資金投入へ
2025年10月24日、ロンドンで各国首脳が集結し、戦争を止めるための優先事項を協議。欧州中心の有志連合がロシア産石油・ガスの世界市場排除を誓い、ゼレンスキーも同席。米欧の対露制裁強化と連携し、冬季の前線と電力網を守る資金・装備の供給を急ぐ方針を示した。
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2025年10月24日、ロンドンで各国首脳が集結し、戦争を止めるための優先事項を協議。欧州中心の有志連合がロシア産石油・ガスの世界市場排除を誓い、ゼレンスキーも同席。米欧の対露制裁強化と連携し、冬季の前線と電力網を守る資金・装備の供給を急ぐ方針を示した。
ブリュッセルの会場で足を止めて語気を強めたゼレンスキー大統領は、米国とEUが10月23日に実施したロシアのエネルギー制裁を「非常に重要」と評価し、停戦の現実味を高めるためには一段の圧力と戦況・外交の連携が不可欠だと訴え、さらに国際社会への連帯と追加制裁の必要性も強調した。
21日(日本時間22日未明)の演説で、夜の険しい表情を見せたゼレンスキー大統領は、米国による長距離巡航ミサイル「トマホーク」供与の先送りがロシアを「ほぼ自動的に外交への関心を失わせた」と指摘し、対話と軍事力の現実がせめぎ合う状況を訴え、国際社会への支援要請も強調した。
ホワイトハウスでの握手から二日、ゼレンスキー大統領は19日放送の米テレビのインタビューで、現在の前線で戦闘を停止しその停戦線を起点に和平交渉を始めるべきだと表明。停戦ラインの主導権を巡る駆け引きがウクライナ戦争の出口や国際社会の対応を左右する懸念が広がっている。
ホワイトハウス前庭での会談でトランプ大統領がゼレンスキー大統領に「合意の時だ」と即時停戦を促したが、ウクライナが求めるトマホーク供与など決定的軍事支援には踏み込まず、期待と現実の隔たりが浮き彫りになり、記者団の前で握手を交わした場面も注目された。
ホワイトハウス周辺の喧噪がやや落ち着いた16日夜、トランプ米大統領がブダペストでプーチンとの会談意向を交流サイトに表明。ウクライナ戦争終結を巡る「生産的」な電話会談を経て、17日にゼレンスキーと面会予定で支援の在り方を巡る新たな駆け引きがにじむ。
ゼレンスキー大統領は10月9日の記者団発言と翌10日のビデオ演説で、長距離攻撃でロシアのガソリン供給が最大約20%減の可能性に言及。国産ミサイル実戦投入と相まって、冬を前に燃料不足を巡る攻防が一段と激化し、物流や民生への影響が懸念される。
キーウ(ウクライナ)での記者会見でゼレンスキー大統領は、停戦が実現すればトランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦する意向を表明。和平交渉が停滞する中、ワシントンへの働きかけとモスクワへの圧力強化を狙い、国内でも推薦論が高まるなど外交戦が激化していると報じられ、反響を呼んでいる。
ゼレンスキー大統領は2025年10月8日の共同通信取材で、ロシアのドネツク州制圧計画は頓挫したと述べ、8月以降の反転攻勢の手応えを強調。米国に巡航ミサイル「トマホーク」の間接供与を求め、交渉のテーブルを動かす圧力にすると語り、戦場と外交が重なる現実を浮かび上がらせた。
ゼレンスキー大統領は2025年9月20日、2週間以内に「管理された防衛装備品の輸出戦略」を提示すると表明。国内需要優先で余剰を在庫化・厳格管理の下輸出し、3年以上の戦時経験を持続的生産と資金調達に結びつける狙いだ。国際協力や軍需産業の再編にも影響を与える可能性がある
2025年10月2日、コペンハーゲンのベラセンターで開かれた第7回欧州政治共同体(EPC)首脳会合。戦場から遠い会場でも無人機や対空防衛が議題の中心となり、ゼレンスキー参加を背景に欧州の結束と安全保障の強化が討議され、各国首脳は具体的な支援や連携策を模索した。
ゼレンスキー大統領とシルシキー総司令官は日本時間2025年9月27日、ロシア軍の今季攻勢が目標を達せず大損害を受け、ポクロフスク近郊ドブロピリアでの反攻が象徴となり、膠着下で戦術の主導権が揺れ始めていると語った。戦線の行方や今後の反攻計画に影響を与える可能性があると強調した。
2025年9月26日、ゼレンスキー大統領はウクライナ西端の領空侵犯を報告し「偵察無人機はハンガリー製の可能性が高い」と指摘。ブダペストが強く反発、国境を巡るEU・NATO加盟国間の不信が改めて表面化した。背景に国境監視や無人機供給経路の疑念があり、外交通と安全保障対応が焦点に。
ウクライナのゼレンスキー大統領は2025年9月25日公開の米アクシオス面談で「戦争が終われば自身は選挙に向かわない用意がある」と述べ、停戦成立時には議会に大統領選の実施を要請する意向を示した。戒厳令で先送りされた選挙と正統性論争に区切りをつける姿勢だ。
2025年9月25日、ゼレンスキー大統領は国連総会の壇上でロシアの侵略が止められなければ戦火が域外へ広がると警告。無人機と人工知能が絡む新たな軍拡競争への危機感から、ためらいのない抑止とAI兵器の国際ルール作りを各国に強く求め、国際社会の連携と具体的枠組み構築を訴えた。
ニューヨークの国連総会の合間にゼレンスキー大統領とトランプ氏が会談。FOX番組で習近平の態度を変えられるとの期待を示し、トランプのSNS投稿を前向きなシグナルと評価した。中国を動かせるかは依然として不透明だが、米中関係の行方を左右しかねないと関心が高まる。