「OTC類似薬」は保険適用維持 厚労省が自己負担上乗せ案
厚生労働省は市販薬に近い処方薬「OTC類似薬」について、公的医療保険の対象は維持しつつ患者の自己負担を上乗せする案を提示し、社会保障審議会でおおむね支持された。年末までに負担の線引きを固める方針で、薬局に並ぶ保湿剤や抗アレルギー薬の負担割合が焦点に。
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厚生労働省は市販薬に近い処方薬「OTC類似薬」について、公的医療保険の対象は維持しつつ患者の自己負担を上乗せする案を提示し、社会保障審議会でおおむね支持された。年末までに負担の線引きを固める方針で、薬局に並ぶ保湿剤や抗アレルギー薬の負担割合が焦点に。
厚生労働省は2025年11月、先発医薬品を選ぶ患者の窓口負担増を検討。現行の自己負担1~3割に加え差額の25%負担という仕組みを見直し、後発医薬品への切替促進で公的医療保険の給付抑制と保険料負担軽減を図る方針が議論された。費用負担増に患者側の懸念も出る見通し。