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台湾・台北市中心部で2025年12月19日夕、通行人や買い物客が刃物などで襲われ、少なくとも3人が死亡した。容疑者の男は現場近くの建物から転落して死亡し、警察は12月20日も単独犯かどうかや動機の特定を急いでいる。地元報道では男は兵役関連の手続きを妨げた疑いで指名手配中だった。
駅から繁華街へ、日常の動線が一瞬で非常口になった
報道各社によると、男は台北駅周辺で発煙弾のようなものを投げて混乱を起こし、その後、繁華街の中山地区に移動しながら通行人らを襲った。追跡中に商業施設へ入り、上階から落ちたとみられる。帰宅時間帯と重なり、駅や商業エリアの「いつもの通路」が、避難先を探す人波で一気に詰まった。
公共交通の側も緊急対応を迫られた。台北捷運(Taipei Metro)は煙霧弾が投げ込まれたとの通報を受け、通報連携や現場の安全確認などの手順を動かし、警戒レベルを引き上げたと説明している。政治側からも、趙栄泰(Cho Jung-tai)行政院長が警察に捜査の徹底と駅の警備強化を求めたと中央通信社が伝えた。
「招集通知が届かない」から指名手配へ、背景は動機と別問題でもある
共同通信などによれば、容疑者は27歳で予備役とされ、転居届を出さず招集通知が送れなかったことなどから、2025年7月に指名手配されていたという。Reutersは、男に前科や別の令状があったとも報じた。兵役の手続き上のトラブルは事実関係の一部になり得るが、それが無差別襲撃の動機に直結するかは現時点で確認されていない。
事件が突きつけたのは、治安の良さを前提に組まれてきた都市の「隙」の方かもしれない。刃物と発煙弾は、監視カメラや警備員がいても初動を遅らせ、群衆の判断を狂わせる。警察は共犯の有無を含め捜査を続ける一方、駅や繁華街、大型イベントの警備を厚くするとしている。次に問われるのは、警戒の強化が一過性で終わらず、日常の導線をどう守り直せるかだ。
参考・出典
- 兵役巡り指名手配中犯行か 台北襲撃、捜査続く | NEWSjp
- Knife-wielding attacker kills three in Taipei, dies during police chase(Reuters)
- Suspect falls to death from Taiwan department store after attack kills 3 | AP News
- 北車煙霧彈案 卓榮泰要求警政署對全國車站提高戒備 | 社會 | 中央社 CNA
- 板南線臺北車站煙霧彈事件 臺北捷運啟動緊急應變並提升維安警戒 臺北捷運嚴厲譴責危害旅客安全行為 全力配合相關單位偵辦_台北、新北、基隆_國內新聞 | TMNU台灣多媒體新聞聯合網
