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再使用型中型ロケットの初号機を年内に飛ばすという計画が、現場の工事とエンジン試験の両面で具体性を帯びてきた。米新興のRelativity Spaceは2月9日公表の「January 2026 Company Update」で、テランR(Terran R)の第2段用真空エンジン「Aeon V」の開発試験を継続し、次の認定試験(qualification)に備える段階だと説明した。射場も、地下工事中心の段階から設備の据付や運用準備へ軸足が移っている。
第2段真空エンジン試験 認定試験へ移行段階
同社の会社更新では、NASAのステニス宇宙センターで飛行用エンジンの受け入れ試験(acceptance testing)を進めつつ、第2段のAeon Vは開発試験を並行させているとした。初号機では、機体側の製造・組み立てと、推進系の試験完了のタイミングをそろえる必要があり、エンジン側の「開発→認定→受け入れ」という移行管理が工程の芯になる。
テランRはメタンと液体酸素を使う設計で、第1段は13基のAeon Rを束ね、第2段は真空向けの単発エンジンで飛行する構成である。3月の同社発表によると、第1段エンジンは海面上推力26.9万ポンド、第2段エンジンは32.3万ポンド規模を想定し、両者は設計の共通化も進めている。推力だけでなく、再着火やスロットル、ジンバル制御の積み上げが打ち上げ能力を左右する。
ケープ射場整備 運用設備据付フェーズ
射場はフロリダ州ケープカナベラルのLC-16で整備が続く。1月12日公表の更新では、水平統合施設(HIF)の外装・断熱の施工、発射台(launch mount)周りのコンクリート工事、配管や給水塔(water tower)関連などを進めたとした。2月9日公表の更新でも、冬季の気象条件下でも工事を継続し、運用を見据えた地上系の整備を並走させている。
試験基盤の拡張も同時に進む。2月9日公表の更新では、ステニスのA2段(ステージ)試験スタンドに向け、極低温流体を気化して供給する装置(vaporizer)の据付を進めたと説明した。米The Vergeによると、経営面では元Googleのエリック・シュミット氏がCEOに就き、資金面の後ろ盾も強めた。開発投資の継続力は、試験回数と設備拡張のスピードに直結する。
打ち上げの成否を決めるのは、単発のホットファイアの成功ではなく、機体・エンジン・地上設備を同じ前提で束ねた「一つのシステム」としての整合である。認定試験の完了時期、段試験への移行、射場の運用手順の固め込みが同時に進む局面に入り、予定された初打ち上げに向けて工程管理そのものが最大の勝負所となる。
