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陸上自衛隊立川駐屯地は2025年12月18日、東部方面航空隊所属の多用途ヘリUH-1Jが前日17日18時50分ごろ、静岡県の伊豆縦貫自動車道三島加茂IC付近の上空で緑色のレーザー照射を受けたと発表した。飛行は訓練後の帰投中で、搭乗員3人にけがはなく、機体損傷も確認されていない。
「帰り道」の1分間が示す、夜間飛行の弱点
発表によると、UH-1Jは浜松飛行場で離着陸訓練を終え、東京都の立川駐屯地へ戻る途中だった。照射は約1分間続き、操縦する機長や副操縦士らが視認して把握したという。夜間は計器だけでなく外の光も手掛かりになる一方、強い光が視界を乱しやすい時間帯でもある。
特にレーザーは点光源として目に入りやすく、当たる場所や角度次第で操縦者の注意を奪う。立川駐屯地は人的・物的被害がないとしているが、結果が無事だったことと行為の危険性は別問題だ。東部方面航空隊は警察へ通報したとしており、光の発生源の特定が焦点になる。
2日連続の照射、地上側の「小さな悪意」が残す課題
静岡県内ではこの直前の12月16日夜にも、裾野市付近の上空で陸自ヘリがレーザー照射を受けたと報じられている。場所はいずれも三島加茂IC周辺とされ、単発のいたずらでは片づけにくい。レーザーの色も同系統と伝えられ、模倣や連続性を疑う余地がある。
レーザー照射は、航空機の安全だけでなく、地上の生活にも跳ね返る。訓練飛行は災害派遣などの即応にもつながるが、現場が萎縮すれば訓練の組み方自体が難しくなる。過去には別地域でも同種事案が起きており、見かけた際に通報する仕組みや、危険行為を抑止する周知の積み重ねが問われている。
