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冬季五輪が「夏の競技」も取り込む可能性が浮上した。IOCは現地時間4日(日本時間5日)、2030年にフランスのアルプス地方で開く冬季オリンピック・パラリンピックで、夏季大会の競技の一部を実施する案を検討していると明らかにした。競技数の膨張と開催負担が重なる中、五輪の形そのものを組み替える議論が動き出した。
夏季競技の冬季移行案 2030年仏アルプスで試行視野
IOCで競技プログラム見直しを担う作業部会のカール・シュトス部会長は、夏と冬の競技数の偏りや持続可能性をめぐり「全ての関係者を満足させるのは不可能だが、均衡を取る責任がある」と説明した。夏季の一部競技を冬季側へ移す選択肢を、早ければ2030年大会から視野に入れるという。
議論の背景には、夏季大会の大型化がある。日刊スポーツによると、28年ロサンゼルス大会は追加競技を含め史上最多の36競技を実施予定で、次の32年ブリスベン大会は財政面から競技数を絞り込む見通しだ。IOCは30年冬季大会の種目構成や追加競技を、6月の会合で決める予定としている。
肥大化抑制と気候対応 日程前倒し論
同じ議論の延長線上で、冬季五輪の日程自体を前倒しする案も俎上に上がった。AP通信によると、近年の温暖化で雪の条件が不安定になり、特に3月にかかりがちな冬季パラリンピックは日差しが強まって雪が緩みやすいという。五輪を1月、パラを2月に寄せる可能性を検討している。
一方で、夏季競技を冬季に組み込む場合、会場整備や放送枠、選手の競技日程、既存の国際大会カレンダーまで影響が及ぶ。冬季大会の枠組みを広げれば参加国拡大につながるとの期待もあるが、冬季競技団体側の反発を招く火種にもなりうる。
夏と冬を分けてきた前提が揺らぐのは、五輪が「拡大」から「設計し直し」へ軸足を移したことを意味する。問われるのは新奇さではない。競技の価値を保ちつつ、気候とコストの制約下で大会規模をどう折りたたむかという運営の腕力であり、ここに向き合えない大会は開催地の支持を失う。
