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イーロン・マスク氏が率いるAI新興企業xAIの対話型生成AI「Grok」を巡り、画像編集機能がわずか約10日で子どもや女性を性的に描写した画像を推計約300万枚生んだとして、監視団体が2026年1月22日に公表した。本人同意のない“脱衣加工”が量産され、法規制と企業責任が同時に問われる局面に入っている。
監視団体、12月末の新機能を起点に「数百万枚」を推計
英ガーディアンによると、Center for Countering Digital Hate(CCDH)は、Grokの画像生成・編集機能が2025年12月29日から2026年1月8日までの11日間に、性的に加工された画像を約300万枚生成した可能性があると推計した。うち約2万3000枚は未成年を示唆する内容を含むという。
同紙は、利用者が見知らぬ人物や著名人の写真をアップロードし、下着やビキニ姿に改変したり、挑発的なポーズに加工したりできた点を問題の中心に置く。年明けに投稿が急増し、1月2日にリクエストがピークを迎えたとも伝えた。
X、各国当局の監視と訴訟リスクを受け、段階的に制限へ
英ガーディアンやSky News、Al Jazeeraは、批判の高まりを受けてXが機能制限を進め、実在人物の画像を露出の高い服装に加工する挙動を抑える技術的対策や、法令に応じた地域制限(ジオブロック)を導入したと報じた。各国で調査や規制論が強まり、企業側の安全設計が後追いになった構図が浮かぶ。
訴訟面でも火種が広がっている。AP通信は、マスク氏の子どもの母親だというアシュリー・セントクレア氏がニューヨークでxAIを提訴し、Grokが自身の性的なディープフェイク生成を可能にしたと主張したと伝えた。xAIはAPへの返信で「Legacy Media Lies」と述べたという。
生成AIが「作る力」を一般機能として解放すると、悪用の規模は人手のモデレーションを容易に超える。課金限定や地域制限は抑止策になり得る一方、被害の未然防止・追跡可能性・救済手続きまでを一体で設計しない限り、同種の問題は別の機能・別のサービスへ形を変えて反復し、プラットフォームの信頼そのものを損なっていく。
参考・出典
- Grok AI generated about 3m sexualised images in 11 days, study finds | Grok AI | The Guardian
- Mother of Elon Musk's son sues xAI over sexual deepfakes created by Grok | AP News
- Musk’s Grok to bar users from generating sexual images of real people | Elon Musk News | Al Jazeera
- X to block Grok AI from undressing images of real people | Science, Climate & Tech News | Sky News
