アフガニスタン東部クナル州アサダバード周辺で越境砲撃、死傷者発生

越境砲撃でアフガン側に民間死傷者 パキスタンは弾薬庫への攻撃と説明

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29日、アフガニスタン東部クナル州アサダバード周辺で越境砲撃があり、アフガン側は農村部や民家が攻撃されて死傷者が出たと主張した。AP通信によると、パキスタン側は民間地域を狙ったとの見方を否定し、アフガン側の砲撃への応戦で弾薬庫を攻撃しただけだと説明している。死傷者数はアフガン側の暫定集計に基づく。

クナル州アサダバード周辺で砲撃、民間被害主張と応戦説明が対立

AP通信によると、アフガン副報道官ハムドゥラ・フィトラト氏は29日、パキスタン軍がクナル州アサダバード周辺の農村部と民家をモルタル砲や重火器で砲撃したと述べた。

同氏は暫定集計として、1人が死亡し16人が負傷したと説明し、負傷者の大半は女性と子どもだとした。死傷者数は当事者発表ベースで、現時点では暫定値にとどまる。

これに対しパキスタン側は、民間地域を標的にしたとの見方を退け、アフガン側の砲撃に応戦しただけだと主張した。攻撃対象は弾薬庫だったとしており、民間地域を狙った砲撃だったのか、応戦の過程で被害が出たのかが争点になっている。

一時停戦切れ後も国境沿いの戦闘が続く

AP通信は25日、一時停戦が切れた後に国境沿いの戦闘が再開し、アフガン東部で少なくとも2人の民間人が死亡したと報じていた。今回の応酬は、単なる国境砲撃ではなく、一時停戦の崩れ方と民間被害の責任をめぐって双方の説明が正面から食い違う局面として表面化している。

越境砲撃が続けば、停戦交渉と国境管理の実務はさらに圧迫される。民間人の死傷が重なれば、東部アフガニスタンでは避難支援や医療対応の負担も増し、治安対応と人道対応を同時に回す重みが一段と増す可能性がある。

参考・出典

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