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原子力潜水艦を自前で建造する計画が、資金面で一段進んだ。豪州政府は2月15日、米英豪の安全保障枠組みAUKUSに基づき、南オーストラリア州アデレード近郊オズボーンに新設する施設の「頭金」として39億豪ドル(約4200億円)を支出すると発表した。
オズボーン建造ヤード 39億豪ドル拠出
首相府の発表では、オズボーンの「Submarine Construction Yard(原潜建造ヤード)」整備に向け、まず39億豪ドルを投じる。施設整備は今後も段階的に進め、総投資は数十年で約300億豪ドル規模を見込む。
豪公共放送ABCによると、建造ヤードは「製作(fabrication)」「艤装(outfitting)」「統合・試験・進水・就役準備」といった工程ごとに大きく区分する設計で、完成は2040年が想定されている。大型の製作棟や人材育成拠点の整備も計画に含まれる。
雇用面では、州側が建設段階で約4000人、潜水艦生産のピークで約5500人規模を見込む。首相府は関連雇用が州内で約1万人規模になるとして、地域経済への波及も強調した。
AUKUS原潜 段階的取得の道筋
AUKUSは2021年に発足し、豪州が「通常兵器搭載の原子力推進潜水艦」を持つことが柱となっている。豪国防相らの共同発表では、同盟国潜水艦の寄港増加に続き、2027年から豪州でのローテーション展開を始める段取りを示してきた。
豪州の原潜戦力は、当面は米国製バージニア級の取得を経て、英設計を土台に3か国の技術を盛り込む「SSN-AUKUS」へ移る構想だ。豪潜水艦庁は、オズボーンで2020年代末までにSSN-AUKUSの建造開始を目指すとしている。
巨額投資は造船所そのものだけでなく、熟練人材の確保、部材調達の安定化、原子力推進艦を運用する規律と監督の整備を同時に迫る。工程が長いほど、政権交代や景気変動で優先順位が揺れやすい。費用と期限を管理し切れる制度設計が、抑止力の実効性を左右する。
