Google、BeyondTrustの重大脆弱性を警告 8月にゼロデイ悪用確認、修正適用を要請

Google、BeyondTrustの重大脆弱性を警告 8月にゼロデイ悪用確認、修正適用を要請

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Googleは2026年10月15日付の分析で、企業向け遠隔支援製品「BeyondTrust Remote Support」の重大な脆弱性について、公表後に悪用が拡大する可能性を警告し、修正プログラムの即時適用を呼びかけた。Mandiantは、8月下旬にこの脆弱性がゼロデイとして悪用された証拠を確認している。

公表前の攻撃を確認、ファイル操作から継続アクセスへ

Remote Supportは旧称Bomgarで、IT担当者が離れた端末にアクセスし、問題の調査や対応を行うための製品だ。

脆弱性「CVE-2026-102764」は、製品内部のメッセージ送信元を検証する仕組みの不備に起因する。条件が整うと、認証されていない遠隔の攻撃者が機器上で不正なファイル操作を行い、任意のファイルをアップロードできる。

BeyondTrustは、影響対象を26.2.3以前の全バージョンとし、深刻度を「Critical」、CVSS v4のスコアを9.3としている。自社運用顧客の修正作業中にリスクを高めないため、脆弱性の技術的詳細は公開していない。

Mandiantの分析によると、8月下旬の攻撃ではウェブシェルの設置、権限昇格、継続アクセスの確保、ログ削除などを確認した。攻撃主体は、中国との関連が疑われる「ARMORY CASTLE」と評価している。

Googleは、こうした既知の攻撃に加え、脆弱性の公開を契機とした広範な悪用の可能性にも備えるよう警告した。

SaaSは修正済み、自社運用環境は適用条件の確認を

BeyondTrustは10月8日に修正プログラムを配布し、Remote SupportのSaaS全顧客には9日時点で適用済みと説明している。

一方、自社運用環境で自動更新を有効にしていない顧客は、手動で修正を適用する必要がある。24.3.1より古いバージョンでは事前のアップグレードが必要だ。

Googleは管理画面へのアクセス制限や、機器外部へのログ保存も推奨している。侵害に対応して認証情報を変更する場合は、機器の修正または再構築を済ませてから実施するよう求めた。

BeyondTrustは、共通コードを持つ「Privileged Remote Access」にも予防的な修正を提供した。ただし、同社の内部試験では、この製品で当該脆弱性を悪用する方法は特定していない。

同社は10月16日正午(米東部夏時間)に更新した説明で、把握している影響はSaaSと自社運用の各1顧客、計2顧客とした。また、8月の攻撃以降に追加の攻撃者活動を示す証拠は確認していないと説明している。ただし、これは同社の把握する範囲であり、Googleは公表後の悪用拡大に備える必要性を強調している。

参考・出典

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