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中国の高速鉄道網が2025年12月26日、新路線の開業を受けて営業距離5万キロを超えた。節目をつくったのは、陝西省で西安と延安を結ぶ高速鉄道の開通だ。世界最大級の路網拡大は、都市間移動の短縮だけでなく、地方の暮らしの時間感覚をどう塗り替えるのかが問われる。
「最短68分」がつくる、延安の近さ
西安―延安の新線は最短68分で結び、開業時点で10駅が利用できる。運行本数は当面、1日最大38本とされ、通勤や通院、親族訪問などの細かな用事でも「日帰り」が現実味を帯びる。週末に少し足を伸ばす感覚で、都市の機能が周辺へにじむ場面も増えそうだ。
設計時速は350キロで、路線は「八縦八横」(中国の幹線網計画)の包(銀)海通道の一部に位置づけられる。さらに北側では延安―楡林方面の整備も控え、線路は点ではなく「つながり」として増えていく。運賃は12306(国鉄の予約サイト)で確認でき、割引を組み合わせる仕組みも導入された。
延伸の数字が示すもの、残る摩擦
5万キロ突破は象徴的だが、変化の中身は地味に積み上がっている。国営メディアによれば、高速鉄道の営業距離は2020年末から約32%伸び、都市人口50万人超の都市の97%をカバーする水準に達した。空路に比べて手続きが軽い鉄道が増えるほど、移動の選択肢は「速さ」から「使い勝手」へ寄っていく。
一方で、線路が延びるほど沿線の負担が消えるわけではない。AFP通信は、西安―延安線の建設で住宅が取り壊され、2020年時点で移転世帯に1戸当たり5,000元の補償が示されたと伝えた。政府系サイトは2030年に高速鉄道を約6万キロへ伸ばす目標も紹介しており、次の焦点は「延伸の勢い」を保ちながら、暮らしの摩擦をどこまで小さくできるかに移りつつある。
