米実業家イーロン・マスク氏の訪中報道で 中国太陽光関連株が一斉急騰

中国の太陽光関連株が急騰、イーロン・マスク氏の協業観測で

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2月4日の中国株式市場で、太陽光発電(PV)関連株が一斉に急騰した。米実業家イーロン・マスク氏が米国での大規模な太陽電池の生産拡大を打ち出した直後、同氏が派遣したとされるチームが中国企業を訪問したとの報道が広がり、協業観測が株価を押し上げた。米中対立の火種になりやすい分野だけに、材料の重みが増した。

訪問報道を材料視 指数上昇と個別株急伸

ロイターによると、中国の民間メディアが「マスク氏の派遣チームが中国のPV関連企業を訪れた」と伝えたことが買いのきっかけになった。訪問先は装置、シリコンウエハー、電池モジュール、ペロブスカイト関連など幅広い領域に及ぶとされる。

連想買いは指数にも波及し、太陽光関連の株価指数が上昇した。短時間で資金が集中したことで、業績や受注といった裏付けよりも「提携の可能性」という物語が先に走る展開になった。

背景には、米国での生産を増やすには部材・装置の調達網が欠かせないとの見方がある。海外メディアがこの点を強調するのは、供給網の実像が米中の産業政策と直結するためだ。

協業否定も浮上 過熱感に揺れる市場

個別ではジンコソーラー(晶科能源)などが急伸し、日中値幅制限いっぱいまで買われた銘柄も出た。一方でロイターによると、複数社が「協業や合意はない」とする趣旨の説明を相次いで示し、期待だけで買い進むリスクも意識された。

また、中国の一部メディアは、特定企業が訪問を受けたと伝えた。訪問の事実と、実際の契約・発注の有無は別物であり、投資家は線引きを迫られている。

今回の動きは、太陽光産業が「供給過剰」と「技術競争」と「地政学」を同時に抱える現実を映した。真に問われるのは、訪問が継続的な取引や共同開発に結び付くかどうかである。具体が伴わない限り、期待先行の値動きは反転も早く、ボラティリティとどう向き合うかが最大の焦点となる。

参考・出典

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