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中国の鋼材輸出が「内需不振を輸出で埋める」段階を越え、国際市場の需給を左右する規模に達している。2025年の輸出量は過去最高を更新し、世界各地で保護主義的な通商対策が強まる中でも輸出先の再配置が進んだ。
過去最高の1億1902万トン 増勢は5年連続
2025年の中国の鋼材輸出量は前年比7.5%増の1億1901万9000トンとなり、過去最高を記録した。中国税関当局のデータとして日刊産業新聞が伝え、海外メディアも同じ統計を基に過去最高水準だと報じている。
単月でも勢いは強く、2025年12月の輸出は1130万トンと月間で最高水準になったとロイターは報道した。年末に出荷が前倒しされたとの見方もあり、数量の大きさ自体が「価格より量」を優先する輸出行動を示唆する。
保護主義の圧力下で輸出先を分散 許可制度の実効性が焦点
背景にあるのは国内需要の弱さだ。不動産不況などで建設・関連需要が細る一方、鉄鋼メーカーは粗鋼生産を高位に保ち、余剰分を海外に振り向けてきた。結果として各国・地域で反ダンピング課税などの通商対策が相次ぎ、輸出は摩擦とセットになりつつある。
その圧力を受け、中国は中東や南米などへ販路を広げ、日本向けも増えたと日刊産業新聞は指摘する。2026年1月1日に導入された鉄鋼輸出許可制度は数量規制ではないとされ、輸出抑制にどこまで効くかは不透明である。大量・安価な中国材が続けば国際価格の下押しと摩擦の連鎖が起きやすく、日本市場でも輸入材の増加が国内市況や企業収益に与える影響が論点になりそうだ。
