三菱商事、米Copper World銅鉱山の開発を承認 追加出資約656億円を見込む

三菱商事、米Copper World銅鉱山の開発を承認 追加出資約656億円を見込む

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三菱商事は2026年10月21日付の発表で、ハドベイと共同で進める米国アリゾナ州の銅鉱山「Copper World」の建設・開発を承認したと明らかにした。追加出資予定額は約656億円で、投資総額は約1526億円を見込む。両社は2029年下期の生産開始を目指す。

開発承認で追加出資へ、資金調達により金額調整

権益比率は三菱商事が30%、ハドベイが70%。三菱商事は2025年8月14日付の発表で、30%の権益取得と最終事業化調査の共同実施に合意したと公表し、2026年1月に権益取引が完了した。今回は調査結果を踏まえ、両社が最終投資決定を承認した段階となる。

三菱商事の追加出資見込み額は4億2300万米ドルで、残余開発資金14億1000万米ドルの30%に当たる。外部からの資金調達によって、実際の出資額は調整される可能性がある。ハドベイは、約6億5000万米ドルのプロジェクト借入を想定した場合、三菱商事の今後の比例出資額は約2億1800万米ドルになると説明している。

当初の合意額は、権益対価4億2000万米ドルと開発費用1億8000万米ドルを合わせた6億米ドル。円換算では、当初分約870億円と今回分約656億円を合わせ、三菱商事の投資総額は約1526億円となる見込みだ。当初分は1米ドル145円、今回分は155円で換算している。

私有地で15年間の操業を想定

計画では露天掘りで採掘し、金・銀を含む銅精鉱とモリブデン精鉱を生産する。ハドベイの調査に基づく基本ケースでは、私有地内で15年間操業する想定で、最初の10年間の年間平均銅生産量を10万2000トンと見込んでいる。

両社は、開発・初期操業に必要な主要許認可を取得済みと説明している。基本ケースでは州・地方の許認可が必要で、将来、連邦所有地へ拡張する場合には別途、連邦許認可が必要となる。

選鉱設備の処理能力は、当初の日量6万米トン(ショートトン)から操業5年目に9万米トンへ拡大する想定だ。また、銅地金を生産するための精鉱浸出設備は将来の検討対象としている。ハドベイは、米国内の銅地金プレミアムなどの市場条件を踏まえ、評価を続けるとしている。

参考・出典

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