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在仏ロシア大使館は2026年10月13日(現地時間)、フランス海軍によるタンカー「DF Peak」の拿捕を「海賊行為」であり、国際法違反だと非難した。ロイターがRIA通信を通じて伝えた。フランス側は船籍の確認を目的とした検査を国際法に基づくものと説明。同日、仏レユニオン島の検察当局は船長が船舶の国籍を証明できなかった疑いで司法捜査を開始した。
船籍旗を検査、仏検察が司法捜査を開始
マクロン大統領によると、フランス海軍は12日(現地時間)、インド洋のレユニオン島の南約450海里で同船を拿捕した。ベナン船籍を掲げていたが、偽の船籍旗を使用し、不法な燃料輸送に関与している疑いがあると説明した。
仏軍は国連海洋法条約第110条に基づき、船舶の国籍を確認するため乗船検査を実施した。船舶書類の確認で船籍旗の不整合が判明したとしており、検察官の指示でレユニオン島沖の停泊地への護送を開始した。
サンドニの検察当局は13日、船長による船舶の国籍証明の不備について司法捜査を開始したと発表した。海上憲兵隊などが船の運航実態や所有者、運航主体を調べる。乗組員21人は船内にとどめられ、当初48時間の自由制限措置の対象となった。関係者の刑事責任は確定していない。
ロシア側は「海賊行為」と反発
ロイターによると、在仏ロシア大使館は拿捕を国際法違反だと主張し、フランス当局から通知を受けていないと説明した。また、乗組員にロシア人が含まれているか確認を進めているという。
DF Peakの旧名はKaliningradで、米国とEUが2024年、英国が2025年に制裁対象に指定した。制裁対象船であることと、今回の積み荷が違法と認定されたことは別であり、燃料輸送を巡る法令違反は確定していない。
フランス側は今回の検査を国際海洋法に従った措置としているが、ロシア側は適法性を争っている。13日時点で同船はレユニオン島沖へ護送中とされ、14日時点で到着完了や司法捜査の結論は確認されていない。
