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商業宇宙ステーション「Haven-1(ヘイブン1)」の機体組み上げが、設計・試作の段階から「飛行形態に仕上げる工程」へ入った。米Vastは1月20日付で、Haven-1の統合作業(インテグレーション)を開始したと発表した。民間主導で低軌道の有人拠点をつくる競争が進む中、実機統合は開発の成否を左右する山場になる。
Haven-1統合作業着手 配管・生命維持から組み込み
同社によると統合は3段階で進む。第1段階では、熱制御や生命維持、推進系の配管など「加圧流体系」を中心に据え、タンクやトレー類も含めて搭載し、圧力・漏えい・機能の各試験を行う。続く第2段階で、アビオニクス(制御用電子機器)や誘導・航法・制御、空気再生関連の機器を組み込む。
第3段階では、船内の居住区画の仕上げ、微小隕石・スペースデブリ対策の外装、放熱用ラジエーター、太陽電池パネルを統合して飛行可能な形にまとめる計画だ。統合完了後は、同社がNASA施設での環境試験を年内に実施するとし、打ち上げ準備完了の目標時期も2027年第1四半期へ更新した。
単一モジュール宇宙ステーション 民間低軌道拠点先陣
Haven-1は単一モジュールで、直径4.4m、全長10.1m。与圧容積は80立方メートル(居住空間45立方メートル)で、4人のクルーが滞在する想定である。軌道は高度約425km、軌道傾斜角51.6度を計画し、打ち上げはSpaceXのFalcon 9を使うとしている。
位置づけとしては、Haven-1を足場に、複数モジュールで連続滞在を可能にする「Haven-2」へつなげる構想を掲げる。国際宇宙ステーションの退役が視野に入る中、低軌道の研究・運用基盤を民間が担う流れが強まっており、統合の進捗は資金調達や顧客獲得にも直結しやすい局面だ。
統合作業の開始は、宇宙ステーション開発が「夢の構想」から「製造品質と試験で勝負する工業製品」へ切り替わった合図である。ここから先は、部品単体の出来よりも、結合後に想定どおり動くか、試験で不具合を潰し切れるかが支配的になる。予定の更新は痛手にも映るが、むしろ実現可能性を左右する誠実な工程管理が問われる段階に入ったと言える。
