インド政府、5G向け国産CPU『DHRUV64』公開 28nm生産へ

性能競争より自給確保 インド政府が国産CPU「DHRUV64」公開

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インド政府のPress Information Bureau(PIB)は2025年12月15日、国産の1.0GHz、64bitデュアルコアCPU「DHRUV64」を公開した。28nmで製造するという。最先端の性能競争というより、5Gなど止めにくいインフラへ「自国で握れる部品」を増やす狙いがにじむ。

まず狙われるのは「止まらない装置」の足回り

DHRUV64は、インド電子情報技術省(MeitY)傘下の先端コンピューティング開発センター(C-DAC)が開発したとPIBは説明する。用途として5Gインフラ、産業用の制御、車載、家電、IoTなどを挙げ、戦略分野と民生の両方を射程に入れる。

特徴の1つがRISC-Vの採用だ。RISC-Vは、ひとことで言うと「設計の土台となる命令セットを公開し、特定企業への依存を減らしやすい」考え方である。The Registerは、Linuxを起動できる一方、消費電力などの詳細が十分に示されていない点も伝えている。

自前化の次に問われる量産と継続

PIBの資料では、DHRUV64は「Digital India RISC-V(DIR-V)」の枠組みで進んだ取り組みの一部と位置づけられている。DIR-Vは、国主導で設計から試作、検証までを回し、国内で使えるチップを増やすための支援策だ。研究機関やスタートアップが、外国製CPUに頼らず試作できる場にもなるという。

ただ、発表がそのまま普及を保証するわけではない。量産体制や周辺I/Oの検証、どの製品に誰が採用するかが次のハードルになる。PIBは次世代としてDHANUSH64やDHANUSH64+の開発にも触れる。Gadgets 360やIndia Todayは、輸入依存の低減を掲げる政策文脈でこの動きを報じた。自国設計のCPUが「選ばれる標準」になるかどうかは、性能よりも運用と供給の粘り強さが左右しそうだ。

参考・出典

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