NoBorder運営側が「SANAE TOKEN」呼称変更、補償・検証委設置へ

「SANAE TOKEN」混乱受けNoBorderが謝罪 名称変更と補償を表明

※記事を視覚化したイメージであり、実際の事象とは異なります。

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暗号資産「SANAE TOKEN」をめぐる混乱が広がる中、NoBorder側は4日、トークンの呼称を改め、保有者への補償も進める方針を示した。事実関係を洗い直すため、外部の有識者を交えた検証委員会も立ち上げるとしている。

補償と改称 スナップショット実施

オリコンニュースによると、NoBorderの「Japan is Back」プロジェクトチームはXで謝罪し、投機目的ではなく取り組みを支えてきたトークン保有者には返金を含む補償を行う考えを示した。補償内容は専門家と詰めており、確定次第、速やかに公表するとしている。

補償対象の確定に向け、全保有ウォレットのスナップショットを4日正午に実施したとも説明した。あわせて、トークン名の変更とプロジェクトの抜本的な見直しを掲げ、状況によっては取り組みの停止も視野に入れるとしている。

運営側は、手数料や販売収益などを受け取った事実はないと主張し、分散型取引所での流動性提供に伴うLPトークンのロックや、権利NFTの焼却にも触れた。今後、当局から照会があれば全面的に協力する姿勢も示している。

後援会投稿削除 認識食い違い

騒動の背景には、政治家名を冠したトークンが「本人の関与がある」と受け取られかねない形で流通したことがある。高市早苗首相は2日、当該トークンを「全く存じ上げません」として関与を否定し、誤解の拡大に歯止めをかけた。

ユーチュラによると、高市首相の後援会系アカウント「チームサナエが日本を変える」も3日、NoBorder関連投稿を削除した理由を説明し、暗号資産のような仕組みではなく「アプリ内ポイントのようなもの」として説明を受けていたと明かした。結果として、関係者間で前提の共有が十分でなかった点が、批判の火種になった格好だ。

政治的な名称や肖像を伴うトークンは、権利処理の曖昧さが一度でも疑われると、支持の動員より先に不信が連鎖しやすい。市場で取引される以上、善意の企画でも投機と切り離せないため、事前の合意形成、表示の明確化、法令順守の手順を最初から組み込むことが欠かせない。

参考・出典

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