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ノルウェー政府は1月29日、韓国ハンファ(Hanwha)を陸軍向けの新しい「陸上長射程の精密火力」システムの供給企業に選定したと発表した。導入するのは多連装ロケットシステムK239チョンム(Chunmoo)で、契約額は190億ノルウェークローネ(約3040億円)。射程最大500キロ級を含む新戦力の獲得は、同国の抑止力の位置づけを変えうる大規模調達となる。
射程500キロ級 K239チョンム導入へ
ノルウェー政府の発表によれば、調達には16基の発射システムと、数量を公表していないミサイル(複数レンジ)が含まれる。兵站支援、訓練用資機材、支援システムも契約に組み込む。
国防相のトーレ・O・サンドビクは、この調達によって「潜在的な敵対勢力」に対する信頼できる抑止力が高まるとし、陸軍にとって新たな能力になるとの認識を示した。ノルウェー政府も、陸上長射程の精密火力は新たな能力だと説明している。
aNews.com.trは、今回の購入には最大500キロの射程を持つミサイルが含まれると伝えた。長射程化により、従来の野戦砲兵の範囲を超えた縦深への打撃オプションが増える点が特徴となる。
入札競争で要件満たす 署名は30日予定
ノルウェー政府によると、調達は2024年11月に競争入札として開始され、KNDS、ラインMetaル、ハンファ、SAAB/ボーイングの4陣営が対象となった。最終的に、要求性能、納期、コスト枠の全要件を満たしたのはハンファのみだったとしている。
政府は、発射機と訓練用資機材を2028〜2029年に、ミサイルを2030〜2031年に納入する計画を示した。また、ミサイルの生産ラインをポーランドに設け、欧州顧客向けの供給基盤にする方針だという。Notes from Polandも、ポーランドでの生産がノルウェーを含む欧州向けの供給安定に資するとの説明があったと報じた。契約署名は1月30日にオスロで予定されている。
今回の案件は、長射程兵器を「どの国が作るか」だけでなく、「どこで量産し、どう供給を確保するか」を調達条件の中核に置いた点に意味がある。長射程の精密火力は、運用部隊の教育、弾薬備蓄、補給線の整備まで含めて初めて抑止力として機能する。欧州域内での生産体制と訓練の前倒しを組み合わせる設計が、今後の各国調達でも標準化するかが焦点となる。
参考・出典
- Regjeringen har valgt leverandør av langtrekkende presisjonsild – regjeringen.no
- Poland to manufacture missiles for Norway’s South Korean rocket artillery | Notes From Poland
- South Korean firm to supply artillery systems to Norway
- K239 Chunmoo Sweeps Europe: Norway Orders $2B MLRS With Polish Production Line for Continental Customers | Defense Express
