大分県大分市佐賀関で火災 住宅密集地で170棟超焼失、70代男性1人不明

大分県大分市佐賀関で火災 住宅密集地で170棟超焼失、70代男性1人不明

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消防車のサイレンが、夕暮れの漁港の町に途切れなく響いた。18日午後、大分市佐賀関の住宅密集地で起きた火災が、19日になってもなお燃え続けている。県によると、建物は170棟以上が焼け、70代の男性1人と連絡が取れなくなった。市は避難所を開き、170人を超える住民が自宅を離れて夜を過ごしている。

強風の漁港の町で広がった火

火が最初に見つかったのは18日17時40分ごろ。大分市佐賀関で「家が燃えている」「風が強い」といった通報が相次ぎ、警察と消防が現場に向かった。場所は佐賀関漁港の北東側、細い路地に木造家屋が並ぶ一角だ。近くには山の斜面も迫り、記者が山林への延焼を確認している。

その時間帯、周辺の海上には強風注意報が出されていた。海から吹き上げる風にあおられた炎は、隣家から隣家へと屋根伝いに広がり、やがて通りを越えていったという。消防車やポンプ車、指揮車など十数台に加え、上空からはヘリコプターも投入され、延焼状況の確認と消火に当たっている。それでも19日午前の時点で鎮火のめどは立たず、現場では水しぶきと白い煙が途切れなく上がっている。

避難所の夜と、揺らぐ日常

市は18日夜に災害対策本部を設置し、小学校などに避難所を開いた。高齢者や子ども連れが毛布を肩にかけて集まり、19日朝までに170人以上が身を寄せている。地元消防によると、50代の女性が煙を吸い呼吸の苦しさを訴えて病院に運ばれたが、多くの人は履いていたスリッパのまま外へ飛び出し、体よりも家と知人の安否を気にかけているという。

連絡が取れない住民もいる。家族の連絡先をたどりながら所在を確認する作業が、警察や消防によって続けられている。県は、必要に応じて陸上自衛隊への災害派遣要請も検討している。災害派遣は自治体の要請で自衛隊が救助や給水などを行う仕組みで、大規模な火災や豪雨で被害が広がった際に実施される。漁業と「関アジ」「関サバ」で知られる静かな港町で、一晩で景色が一変した。住民の一人は「気付いたときには空が赤く染まり、考える暇もなく走り出した」と振り返り、炎の向こうにあった日常を思い浮かべながら言葉を詰まらせた。

参考・出典

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