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パレスチナが国連総会議長選に名を連ね、国連の場での立ち位置を巡る攻防が一段と表に出てきた。国連総会議長の報道官は米ニューヨークで10日(日本時間11日)、9月に始まる第81会期(1年間)の議長選に、パレスチナのリヤド・マンスール国連大使を含む3人の立候補を受け付けたと明らかにした。選出は6月2日に予定されている。
第81会期議長選 オブザーバー出馬の意味合い
国連総会議長は、総会本会議の議事運営を担い、各国首脳が集まる一般討論演説など国連行事で「国連の顔」として前面に立つ役職だ。任期は1年で、慣例として地域グループの持ち回りの枠組みの中で候補が立ち、総会で選ばれる。
パレスチナは国連の正式加盟国ではなく、投票権を持たない「オブザーバー」(非加盟のオブザーバー国家)という立場にある。こうした立場の国・地域が議長職に立候補すること自体が異例で、2024年に採択された総会決議で、議長になる権利が認められた点が今回の制度的な土台になっている。
総会議長の選出は安保理と違い、常任理事国の拒否権で止められない。多数決で決まるため、パレスチナ側は「加盟」には届かなくても、国連内での存在感を高める足場として議長選を位置づける狙いがある。
イスラエル反発 手続き正当性と政治化の論点
一方、イスラエルは反発を強めている。在国連イスラエル大使のダニー・ダノン氏は、マンスール氏の立候補を「裏口で地位を引き上げる試みだ」といった趣旨で批判し、総会が反イスラエルの宣伝の場になると警戒感を示した。
マンスール氏は海外メディアの取材などで、国連創設の理念への立ち返りや、効率性・包摂性を高める改革の必要性を訴えている。もっとも、議長職は加盟国間の合意形成を支える調整役であるだけに、候補の適格性を巡る議論がそのまま総会運営の緊張を高める火種にもなり得る。
今回の争点は、議長の椅子そのものというより「国連の場で、どこまで国家に準じた扱いを広げるのか」にある。紛争当事者を抱える国連が手続きの公平さを保ちつつ、政治的な象徴争いをどう制御するかが問われている。
参考・出典
- Danny Danon decries Riyad Mansour's UNGA run | The Jerusalem Post
- Palestinian envoy pledges return to UN's founding ideals in his bid for presidency of General Assembly(Arab News)
- Election of the President of the General Assembly for the 80th Session | General Assembly of the United Nations
- Germany’s Annalena Baerbock elected President of the 80th General Assembly | The United Nations Office at Geneva
