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止まっていた商用SAR画像の提供が戻る。QPS研究所(福岡市)は2月12日、小型SAR(合成開口レーダー)衛星「QPS-SAR 5号機」(愛称ツクヨミ-I)の商用運用を再開すると発表した。通信系統の不具合でサービス継続が難しくなっていたが、取得画像の品質確認を終え、ミッション運用が可能だと判断した。
通信不具合復旧 ツクヨミ-I商用運用再開
発表によると、5号機は2024年9月に通信系の一部で不具合が確認され、同月11日に商用運用の停止を公表した。以後、原因の切り分けと復旧策の検討を続け、問題が起きた系統を使わない形で通信を成立させたという。
復旧は段階的に進んだ。2025年7月11日に一部通信の回復を確認し、同年8月7日午前11時ごろにはSAR画像の取得にも成功した。今回、画像の品質検証をクリアしたことから商用運用へ戻す。
当面はアーカイブ画像の取得から商用利用を再開し、提供体制を整えながら運用を安定させるとしている。
小型SAR衛星仕様 46cm級分解能
SARは電波で地表を撮像するため、雲や噴煙の影響を受けにくく、昼夜を問わず観測できるのが強みだ。災害時の浸水域把握、地盤変動の検知、船舶監視など「見えない時間帯」を埋めるデータとして需要が伸びている。
衛星情報データベースなどによると、ツクヨミ-Iは2023年12月にElectronで打ち上げられた。Xバンドを用い、スポットライトで46cm×46cm級の分解能をうたう。QPS研究所は24機体制(2028年5月末まで)を経て、最終的に36機の衛星網で平均10分間隔の準リアルタイム提供を目指す。
商用再開は顧客の調達判断に直結する。継続運用を示せた一方、今後は「通信の冗長化」「異常時の切り替え手順」「品質保証の運用ルール」をどこまで標準化できるかが問われる。衛星数を増やす局面ほど、1機の停止がサービス全体の信頼に与える影響は大きくなるためだ。
