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生成AIの競争が「話すAI」から「動くAI」へシフトするなか、アリババグループは2月16日、複雑な指示を受けて多段の作業を自律的に進める新型モデル「Qwen(通義千問)3.5」を公開した。対話にとどまらず、業務フローそのものを実行させる構想がにじむ。
Qwen3.5発表 自律実行機能
米ダウ・ジョーンズ通信によると、Qwen3.5は推論力と「エージェント型」の能力を強め、画像や動画の扱いも前世代から拡張したという。旧世代のモデルに近い性能を、より小さな規模で実現するとし、運用コストを抑えたい開発者や企業の需要を意識した。
インド紙エコノミック・タイムズは、テキストに加えて画像・動画を入力として扱い、最長2時間の動画解析にも対応すると伝えた。総パラメータ数は約3970億としつつ、応答ごとに動かす部分を約170億に絞る設計だとしている。対応言語は201に広げた。
オープン版投入 開発者取り込み
ダウ・ジョーンズ通信によれば、アリババはQwen3.5のオープン版もあわせて公開した。中国勢は、改変しやすいモデルを軸に開発者の裾野を広げ、用途特化の調整で競争力を出す戦略を取ってきた。年初の大型連休を前に、各社が新機能を前面に出す流れとも重なる。
実行型AIの方向性は、モデル単体だけで決まらない。アリババ公式サイトの説明では、同社のQwenアプリは、タオバオやアリペイ、旅行予約など自社サービスと結びつけ、注文や決済、予約といった手順を一つの依頼で終わらせる設計を進めている。モデル強化は、その「最後までやり切る」体験を支える土台になりうる。
自律実行のAIが広がるほど、性能競争は推論だけでなく「どの作業を、どこまで安全に任せられるか」に移る。企業はコスト低減と生産性向上を見込める一方、データの扱いと権限管理を厳密に設計しなければ、導入の利益が損失に変わる。サービス連携を持つ企業ほど、その統制力が差になる。
