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バイオマス由来の原料から高機能プラスチックまでをつなぐ“見える”供給網が、家電・AV向けで動き出した。SONYと三菱商事など14社は2月6日、SONYのオーディオ・ビジュアル製品などに使えるリニューアブルプラスチックを量産するグローバルサプライチェーンを、5つの国・地域にまたがって共同構築したと発表した。
5国・地域連携 リニューアブル素材の量産網
三菱商事のニュースリリースでは、原料段階から製品化までのサプライチェーンを可視化し、複数種類のプラスチックで、バイオマス原料を出発点にした流れを新たに組み立てたとしている。従来と同等の品質を保ちながら、化石資源由来のバージンプラスチック削減につなげる狙いだ。
工程には、Nesteのリニューアブルナフサ、出光興産のスチレンモノマー、Formosaのポリスチレン樹脂、SK Geo CentricやENEOSのパラキシレン、Hanwhaのテレフタル酸、Toray Advanced Materials KoreaのPET樹脂・原反、三井化学のビスフェノールA、CHIMEIのポリカーボネート樹脂、ADEKAの難燃剤などが並ぶ。インプレス Watchによると、最終的に成形メーカーを経てSONYがデザインと製品化を担う。
マスバランス採用 難燃・光学部材も射程
高機能製品は使う樹脂が多く、難燃性や光学特性も求める。三菱商事は、物理的に回収材へ置き換えるマテリアルリサイクルだけでは全面代替が難しい部品が残ると説明する。そこで、上流でバイオマス原料を投入し、混合・製造の過程を管理したうえで環境価値を割り当てるマスバランス方式を用いた。
サプライチェーンを見える化することで、各社が検証可能な形で温室効果ガス排出量を把握し、カーボンフットプリント削減へ数字を使える点も柱となる。取り組みはSONYと三菱商事の共同プロジェクト「Creating NEW from reNEWable materials」の一環で、製造した素材はSONYが今後グローバル展開する製品への採用を予定している。
家電の環境対応は、回収と再資源化だけでは行き詰まりやすい。原料から部材までをまたいで“同じ品質のまま化石由来を減らす”設計に踏み込むと、調達の考え方自体が変わる。今後は、コスト上昇の吸収、排出量算定の信頼性、参加企業の広がりをどう両立させるかが、普及の分かれ目となる。
