ロシアがグリーンランド巡り警告、西側の軍事増強なら「対抗措置」講じる
北極圏の安全保障を巡る緊張がデンマーク自治領グリーンランドに波及。2月11日、ラブロフ露外相は西側がグリーンランドで軍事プレゼンスを強化すれば軍事的「対抗措置」を取ると警告し、ウクライナ戦争で冷え込んだロシアと西側の関係が北極で新たな摩擦点となる懸念が高まっている。
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北極圏の安全保障を巡る緊張がデンマーク自治領グリーンランドに波及。2月11日、ラブロフ露外相は西側がグリーンランドで軍事プレゼンスを強化すれば軍事的「対抗措置」を取ると警告し、ウクライナ戦争で冷え込んだロシアと西側の関係が北極で新たな摩擦点となる懸念が高まっている。
北極圏の軍事バランスが揺れる中、NATOは2026年2月11日に新任務「北極セントリー」を始動。グリーンランドを巡る緊張を抑えつつ、同盟国のプレゼンス一本化と監視・即応態勢の強化で対外抑止力を高める狙いで、北極航路や資源を巡る競争にも備える。
北極圏の島々が資源や海上航路、軍事的影響力を巡る綱引きの前線になっている。ノルウェー国防省管轄の情報部は2月6日、スバルバル諸島でロシアと中国が存在感を強めていると年次評価で警告し、資源開発や航路確保、地域の安全保障に影響を与える可能性があると指摘している。
NATOの欧州連合軍最高司令部(SHAPE)は2月3日、新たな北極圏哨戒計画「Arctic Sentry」を始動と発表。具体的な実施時期や部隊規模は明かさず、北極をめぐる安全保障や米露を含む大国間の緊張高まりが懸念される。同計画は北極哨戒への布石とも受け止められる。
米国の「領有」発言がグリーンランドを巡り同盟関係に緊張を生み、デンマーク外務省は28日、グリーンランドと米国の当局者による3者協議を開始。北極圏の安全保障と主権問題を切り分け、協力と緊張緩和を議論するとして当局者は不安を和らげるため慎重に議論を進める意向だ。
グリーンランド派遣のデンマーク軍が米国による攻撃を想定し臨戦態勢を命じられていたと報道。AFP配信や公共放送が確認した軍の命令文書が出所。同盟国を仮想敵に置く備えが表面化した点が異例とされる。背景には地政学的緊張や米デンマーク関係の複雑化があると指摘される。
ダボス会議で北極圏をめぐる同盟国の神経戦が一段と表面化。NATOのマルク・ルッテ事務総長はトランプ米大統領と会談し、グリーンランドを巡りロシアや中国が経済・軍事の足場を築くのを防ぐ方策や安全保障、資源・基地利用をめぐる協議を行った。同盟内の溝や対応の分岐も浮き彫りになった。
北極圏の要衝グリーンランドをめぐり、21日ダボスでトランプ米大統領が「武力は使わない」と述べつつ取得意欲を示した発言は、同盟国デンマークに波紋を広げ「前向きだが問題は消えていない」と警戒され、安全保障や北極戦略を巡る議論が続いている。国際政治でも注目を集めている。
北極圏を巡る緊張の高まりを受け、EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長は20日、北極圏の安全保障支援パッケージを軍事・防衛や経済協力を含めて準備すると表明。グリーンランド問題に絡めトランプ米大統領が示唆した追加関税は「誤り」と牽制し、EUはNATOや北欧諸国とも連携して対応する考えを示した。
北極圏の要衝グリーンランドを巡り、米国と欧州の同盟関係に新たな火種が生まれている。トランプ大統領は2026年1月20日、米国とNATOが将来の防衛や資源を巡る将来像で「非常に満足のいく」合意に至る見通しを示した。外交交渉や基地配置、資源開発を巡る意見対立が焦点だ。
米国がグリーンランド取得に再び踏み込む発言を強め、北極圏の安全保障や資源を巡る地政学的対立で同盟国との摩擦が国際会議の場に持ち込まれる見通しだ。トランプ氏はダボス会議で問題提起する意向で、同盟関係への影響やNATO内の懸念も指摘され、波紋が広がっている。
デンマークが北極の要衝グリーンランドでNATO関与を一段と強化へ。国防相は2026年1月19日、主権と安全保障を巡りNATO部隊の北極圏駐留可能性を協議したと明かした。地政学的競争や気候変動で航路や資源の重要性が増す北極で、駐留による抑止や同盟連携の強化を念頭に置く狙いだ。
北極圏の要衝グリーンランドを巡り、トランプ米大統領が自治領を持つデンマークを「ロシアの脅威から遠ざけられていない」と批判。米国が事態を「成し遂げる」と示唆し、北極の防衛や戦略を巡る同盟国との外交摩擦が鮮明化している。
米国のグリーンランド「領有」発言を受け、デンマーク軍とフランス軍が同島上空で共同訓練を実施。北極圏での軍事プレゼンス強化は資源と航路の戦略的重要性を反映し、外交摩擦と並行して地域の安全保障や米・デン関係に波及している。またNATOや周辺国の警戒強化、監視・抑止力強化も焦点だ。
北極圏の要衝グリーンランドをめぐる米欧の「ロシア・中国の占拠を警戒」との見立てに対し、ロシアのザハロワ外務省報道官は1月15日、根拠の乏しい主張は容認できないと反発。西側の二重基準や安全保障上の懸念を一方的に主張する姿勢を批判し、北極での対話と協力を訴えた。
グリーンランドの帰属を巡る米国とデンマークの緊張が、北極圏の安全保障そのものを焦点に押し上げている。ラスムセン外相はワシントンでの協議を踏まえ、双方が安全保障上の懸念を整理する作業部会を立ち上げ、対話を継続することで一致したと説明した。今後の動向が注目される
米政権側のグリーンランド帰属発言がエスカレートする中、自治政府トップは米領化を否定しデンマークとの枠組み維持を明言。米議会では併合を想定した法案が提出され、北極圏の資源や安全保障を巡る綱引きが同盟国間の外交摩擦と地政学的対立へと発展している。
米国がグリーンランドの「領有・取得」を再び示唆する中、メドベージェフ氏が未確認情報を口にして住民がロシア編入を選ぶ可能性を示唆。北極圏を巡る言説戦が一段と激化しており、未確認の挑発的発言は地政学的緊張や資源・安全保障上の懸念を高めている。
北極圏の安全保障競争が同盟に具体策づくりを急がせている。NATO事務総長マルク・ルッテは現地時間12日、加盟国が海上航路の拡大でロシアや中国の活動が活発化し得るとの認識のもと、監視や防衛、情報共有などの「次の措置」を協議中だと表明した。北極圏での同盟連携強化が焦点だ。
ホワイトハウスのカロライン・レビット報道官は1月7日(米東部時間)の記者会見で、トランプ氏がグリーンランド取得に意欲を示す背景は北極圏で中国・ロシアの影響力を抑え、米国の安全保障上の主導権を確保する狙いだと説明。マルコ・ルビオ国務長官はデンマークと来週協議すると表明した。